オンエアブログ

2020年11月07日

2020年11月7日 ゲスト☆奈良美智さん

本日のOAの模様はradikoのこちら


★ ★ ★最近の星ニュース ★ ★ ★

日本にはたくさんきれいな星を眺められる場所がありますが、
「天文王国」と言われる岡山県もその1つ。
そんな岡山を舞台に、今開催されているのが
「星めぐりスタンプラリー」です。

ライフパーク倉敷科学センターや、美星天文台などの
施設に設置されているスタンプを2個以上集めて応募すると…
ビクセンの天体望遠鏡など豪華な景品が当たるチャンス!

ちなみにそのスタンプのデザインを担当されたのが篠原さん。
八塔寺ふるさと村が今年追加のデザインだそうです!
期間は来年2月28日までですので、
ぜひチャレンジしてみてください☆
詳細はこちらからどうぞ。

★ ★ ★ ★ ★ ★

さて今夜のスターゲストは、
先週に引き続き、この方!
アーティストの奈良美智さんです☆



お久しぶりの再会を果たしたお二人。
「しばらくお会いしないうちに、奈良さんは
世界でもいろんな星空をご覧になったのでは?」
と伺うと…

印象に残っているのは、台湾の山で見た星空だそう!
島の中心の方に高い山がいっぱいあり、
昔から住んでいる人たちのところに泊まったら、
夜になって真っ暗な中、焚き火の明かりに、
猫が寄ってきて、猫と炎に囲まれながら
怖いくらいの星空を眺めたという思い出話をしてくださいました☆

すかさず、「そういった五感で感じたものは、
絵になったりするんですか?」と篠原さん。

たしかに、どうしてかわからないそうですが、
瞳の中や指先からなど、
星を脇役として描くことが良くあり、
「単純に星が好きなのかも!」とのこと。

そんな奈良さんの最古の星の記憶は、
故郷の青森の1番星。

お母様と2人で、田舎の雪原を歩いていた時、
真っ白な雪のおかげで、夜でもうっすら明るい中、
夜空に最初の星が出て、
お母様が「1番星だよ」と言ったのを
今でも覚えていらっしゃるそうです。

台湾でご覧になった真っ暗な中での星空、
そして青森の雪明りの中で見た1番星…
きっとどちらも格別でしょうね☆

さらに、星といえば、奈良さんにとって思い出深い曲が。
それはデヴィッド・ボウイの「Starman」。

奈良さんが中学2年生の時に、初めてラジオから
聴いた、宇宙の人が子どもたちに向かって
歌っているという曲です。
ラジオの向こうに宇宙があるような気がして、
即お気に入りに!

耳から離れなかったからか、
田んぼのあぜ道を走っている時にも
空からその曲が聴こえてきて、
思わず田んぼに落っこっちゃったそう(笑)
もしかしたら宇宙人のイタズラかも…??



さて現在、草間彌生さん、李禹煥さん、宮島達男さん、
村上隆さん、杉本博司さん、そして奈良美智さんと
現代アートのトップランナー6名による
初期作品と最新作をつないで見ることができる展示会
「STARS展 現代美術のスターたち – 日本から世界へ」
が、六本木の森美術館で開催中です!



その中で篠原さんが注目したのが、
たくさん飾られた奈良さんのコレクションである
レコードやCDのジャケット!

「これはジャケ買いされたんですか?
それとも音楽で選んだんですか?」と聞くと、
「両方!」。



中学や高校の時に聴いていたもので、
ジャケットから曲を想像して、聴くのが好きだったそう。

奈良さんにとって、絵と音楽は切り離せないもので、
いつも音楽を聴きながらの作品作りになるといいます。
「そのうち絵を描く作業がのってくると、
自分の世界に入ってきて、
音楽が聴こえなくなり、絵との会話になっていく。
音楽が終わったのが気づかない時もあって、
それが最高!」と奈良さん。

そこから一気にお話はアートの世界へ。

篠原さんが、「鉛筆で描くことが多くて、
紙に鉛筆が埋まっていく感触が好きなのかも」と語ると、

奈良さんは、「自分は削っている時が、
準備運動みたいで好き。
自分を無にしてくれるようで、
それだけで満足することもある(笑)」とのこと。

展覧会にもあったVoyage of the Moonのスケッチを手に、
篠原さんが質問を重ねると、奈良さんは、
「自分の気持ちをすぐに表したいときは鉛筆。
音楽も最初は口ずさんだりアコギ1本からのスタート。
絵でも同じだね。」と笑顔で語ってくれました。

普段、絵を描かない方でも、こう聞くと
久しぶりに鉛筆を握りたくなるのでは…?
まずは口笛感覚で、鉛筆を走らせ、
心のキラメキを落としこんでみてはいかがでしょうか?
何か発見があるかもしれませんよ☆

ということで、あっという間にお別れのお時間。
最後に奈良さんがおくる曲は…
ジャケットでコラボされた
Yo La TengoのEP 「Sleepless Night」から
こちらのナンバーでした。



ちなみに収録の後、篠原さんの作品を
じっくり眺められていた奈良さん。
色々お褒めの言葉や、アドバイスもされていたようですよ!
篠原さんの嬉しそうな、恥ずかしそうな姿は、
きっと20数年前と変わらずだったのでは…♪

奈良さん、素敵なお話ありがとうございました!

さて、番組内でもご紹介しましたが、
「STARS展 現代美術のスターたち – 日本から世界へ」
のチケットを、ペア3組6名の方にプレゼントします!!

ご希望の方はこちらのサイトの右側にある
「メッセージはこちら」から、必要事項と、
メッセージ欄に「チケット希望」と書いてご応募ください。

締め切りは明日、11月8日到着分まで。
当選者の発表はプレゼントの発送を持って返させていただきます。
たくさんのご応募お待ちしております☆

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★

♪ Starman / David Bowie
♪ Wasn’t Born To Follow / Yo La Tengo

★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★

夜9時頃、頭の真上には4つの星で作られる
大きな「秋の四辺形」がのぼっています。
この4つの星のうち、3つはペガスス座の星、
残る1つはお隣りの星座の星です。
そしてここを頂点にアルファベットの
「A」の字のような形を作るのが
アンドロメダ座なんです。

ペガスス座の四辺形は、
お米やお酒の量をはかる四角い升に見立てて、
「枡形星」とも呼ばれているのですが、
この「枡形星」とペアになるように、
アンドロメダ座の形は、こう呼ばれています。
その名も、升に盛ったお米を平らにならす道具、
「斗掻き星」。
昔ながらの道具の名前がセットになって
秋の空高く昇っているんですね。

実りの秋、夜空の大きな升がいっぱいになるくらい、
お米が収穫できますように…
という願いがこもった名前なのかもしれません。

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