オンエアブログ

2020年11月14日

2020年11月14日 ゲスト☆高橋真理子さん

本日のOAの模様はradikoのこちら

★ ★ ★最近の星ニュース ★ ★ ★

さて、先日発表されたのが、
実に13年ぶりとなる宇宙飛行士の募集!

国際月探査計画、通称「アルテミス計画」に
向けての募集ということで、もしかしたら
日本人初となる月面着陸もになう可能性があるそうです。

予定では、もうすぐ、野口聡一さんが搭乗する
スペースXの打ち上げがありますが、
もしかしたら、これをお聞きの皆さんの中から、
次の野口さんが生まれるのかもしれませんね??

ちなみにYouTubeの
JAXAイベントライブ配信チャンネルでは
打ち上げ生中継、ISS到着生中継もあるそう☆

★ ★ ★ ★ ★ ★

さて今夜のスターゲストは、この方!
一般社団法人「星つむぎの村」
代表理事の 高橋真理子さんです。



移動プラネタリウムや星・宇宙に関する
イベントの企画・運営などをされていた
高橋さんを中心に、2016年に立ち上げられた星つむぎの村。

「星を介して人と人をつなぎ、ともに幸せになろう」を
ミッションに、星空観望会や、星や宇宙に関する
ワークショップなどを手がけられています。

中でも、「障害や病気で、移動が困難な方にも星空を」
という思いからスタートされた「病院がプラネタリウム」は、
これまで多くの方に夢と希望、そしてキラキラな星空を届けています。



高橋さんが星の世界に進まれたきっかけは、
写真家の星野道夫。星野さんとオーロラの研究家、
赤祖父先生の対談記事を読み、大学でオーロラ研究の世界へ
進まれたそうです。

しかし、オーロラだけでなく、科学やアート、文学など
好きなものがいっぱいに!それを捨てずに生きるには?と
考えたときに、「いつか科学とアートの融合された
ミュージアムを作りたい」と思われたそう☆

そこでまずは山梨県立科学館の天文担当として
プラネタリウムの立ち上げに携わられました。

そんな高橋さんの思い出の星は・・・
1998年、しし座流星群が来ると言われていた年のこと。
プラネタリウムをまだオープンさせたての頃、
車のボンネットの上に寝転がり、夕暮れから
朝が来るまで星を眺めていたんだそう。
そこで始めて「地球は回っているんだ」
「星を見て“生きてる”と感じることができるんだ」と
いうことが、頭ではなく体でわかり、
嬉しくてしょうがなかったといいます。

篠原さんも、大の字になって寝っ転がって
星空を見るのが大好き!
篠原さんは“自分で地球を動かしている
イメージ“だったそうですが、高橋さんは
“地球を背負っているイメージ”と捉えていらっしゃって、
「人によってこんなに感覚が違うんだ!」と
驚かれていました♪

さて、そんな高橋さんが今年9月に発売された著書
『すべての人に星空を ―「病院がプラネタリウム」の風景』



病院への出張プラネタリウムを始めたきっかけは、
「本当の星空を見れない方にこそ、プラネタリウムは
価値があるのでは?」と思われたこと。

長期入院する子や、在宅でケアを受けている子など
全国にはおよそ25万人も、本物の星空を見に行くのが
難しい子どもたちがいるのが現状。

そこで多くの活動をされた後、
科学館を辞められ、星空を自分で届ける活動を
本格的にスタートされます。

使うのは、場所の大きさなどに合わせ
4mと7mの2つのエアドーム、
もしくは入らない場合は天井に投影もされます!
そして必ずナレーションはライブで行い、
高橋さん自らが操作をし、話をされているんです。

それを見たみんなのリアクションは実に様々☆
白血病を患っている子からは、
「これで1年生きられる」という声も・・・

また本を読み、篠原さんは
子どもたちの様子はもちろん、
看護師さんやご家族からのメッセージにも感動されたそう。
「生きる力を光でプレゼントするのって
本当にかけがえのないことですよね」と伝えると、

高橋さんは、「心が解放される瞬間って
なかなか少ないもの。
星じゃなかったらできなかった。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

今日最後にお送りするのは、
高橋さんも関わられ、作詞家の覚和歌子さんが
最初のフレーズをつむぎ、それに続くフレーズを
公募でリレーしていく形式で作られた、「星つむぎの歌」。
このプロジェクトで集ったメンバーが、
のちの「星つむぎの村」にも繋がったといいます!

「星つむぎの村」の詳細はこちら

ということで高橋さん、素敵なお話ありがとうございました!
来週はさらに深く、お話を伺っていきます。
ぜひぜひお楽しみに☆

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★

♪ 宇宙飛行士への手紙 / BUMP OF CHICKEN
♪ 星つむぎの歌 / 平原綾香

★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★

夜9時頃。東の空には冬の星座が
姿を現しはじめています。
その先頭を切るようにのぼってくるのが、
おうし座のプレアデス星団。
日本では「すばる」という名前で親しまれていますね。

この「すばる」、「星団」というくらいですから、
夜空の中でごちゃごちゃと星がまとまっているのが特徴。
この時間にはもう東の空高くのぼっていて、
じっと見つめれば、6個か7個くらいの星の集まりに。
双眼鏡を向ければ、20個くらいの星が
輝いていて、とてもきれいです。
でも実際の数は、なんと100個以上にもなるといいます!

「すばる」は、平安時代の随筆『枕草子』にも
登場するくらい、日本人には古くから親しまれてきた星。
その和名も「六連星」、「羽子板星」、
「ごちゃごちゃぼし」などたくさんあります。
夜が長い今の季節は、一晩中この「すばる」を
楽しむことができますので、遠い平安時代に
思いをはせながら、眺めてみてはいかがですか?
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