オンエアブログ

2021年01月09日

2021年1月9日 ゲスト☆高松聡さん

本日のOAの模様はradikoのこちら

★ ★ ★最近の篠原さんニュース ★ ★ ★

朝日新聞社のデジタルコンテンツ「&w」で
連載中の「篠原ともえ アイデアのありか」
みなさんご覧になりましたか?

1回目は青ヶ島の星空のお話。
そして2回目は、先日この番組にも
お越しいただいたアーティスト
奈良美智さんについて書かれていますよ☆

今後も月に1度の頻度で
写真とともに紹介されるそうなので、
ぜひチェックしてみてくださいね!

★ ★ ★ ★ ★ ★

さて今夜のスターゲストは、この方!
写真家・アーティストの高松聡さんです☆



高松さんはこれまで、
クリエイティブ・ディレクターとして、
数多くのブランド広告を担当。
カンヌ広告賞など、国際的な賞を
多数受賞されています。
中でも、世界初の宇宙ロケによる
ポカリスエットのCM制作は話題を呼びました!

その後、宇宙飛行士としての訓練を経験、
その時のロシアでの様子を写真におさめられ、
現在は写真家・アーティストとして活動されています★

なんだか、とってもキラキラで
気になるご経歴ですよね!
でもその裏には、大変な思いがあったそう…
詳しく伺っていきましょう!

まず、高松さんが宇宙に興味を持たれたきっかけは、
6歳の時にテレビで見た、アポロ11号の月面着陸!
その後、バルコニーから月を眺めた時、
「あの場所を歩いていたなんて、
科学、人ってすごいな」と感じたことから、
宇宙飛行士への夢を抱かれたんだとか…☆

しかし、視力の関係であえなくも断念。
破れかぶれで!?電通に入社された結果、
広告クリエイターとしてご活躍されます!

そして、しばらくは宇宙のことを考える間もないほど
忙しく働かれていたのですが、ある日、新聞の広告で
「国際宇宙ステーションの民間利用アイデアの公募」を見て、
気持ちが再燃!
なんと締切が翌日だったため、たった一晩で
企画書を書き上げ、“ISSで広告を作る”という内容で
見事に勝ち取り、広告で宇宙とつながることになります。

それが、あの有名な
世界で初めて宇宙で撮影された、
ポカリスエットのCMだったんです。

ところが、実際に撮影となるとこれが大変!
ロシアの宇宙飛行士にお願いするための
交渉から始めなければならず、
「ポカリスエットの缶を開けた時に、
フチで怪我はしないか?」など、
細部にいたるまで厳密にミーティングを
しなければなりませんでした。

そしていざ撮影となっても、問題発生!
モスクワの管制センターから交信するのですが、
映像が届くのは、
ISSがロシアの上空を飛んでいる8分間のみ。
チャンスは2度しかありません!

ISSは地球を90分で1周するのですが、
1度目は映像が全く届かずに終了…。
次のチャンスまでの80分間でトラブルを解決し、
なんとか成功しました!

それが、ISSの空間でポカリスエットが宙を舞い、
宇宙飛行士のみなさんが飲む…というCM。

「やはり感動されたのでは?」と篠原さんが伺うと、
ノイズ混じりでようやく映像が見え始め、
ポカリスエットのカラーに合わせて着てもらった、
青い宇宙服の飛行士が映った瞬間は、
まさに“感動そのもの”だったと、高松さん。

ところが、その感動もつかの間、気づいたら
残り4分くらいしかなく、最も重要な数テイクに絞り
ひたすらディレクションに集中されたそうです(笑)
ただただ宙に浮かぶ…というだけでも、
空調の風などで流れてしまったり、
パッケージが正面にくるように合わせるのが
大変なんだそうですよ。

というわけで、意外な形で宇宙と
つながることができた高松さん。

「夢の半分は叶ったのかな…」
と思われていたのですが、2014年、
「(日本の民間人としては初の)
ISSに搭乗することのできる
宇宙飛行士としての資格を得られる」
というメールが来て、人生が一変します!

当時52歳。でも、小さな頃から夢だった宇宙飛行士。
やはり悩まれたそうですが、
当時社長を務められていた会社をも畳んで、
モスクワまで訓練に行かれることを決意されました。

大きな決断をされた高松さんの熱意に
圧倒されながら、篠原さんが訓練の様子を尋ねると
まず返ってきたお答えが「寒さ」!
ロシアですものね…。

訓練は1月からスタートしたため、
いきなりマイナス30度の環境。
通うのも大変で、さらにロシア語にも苦労されたとか。

とはいえ、ずっと憧れだった宇宙服は、
たった2日目にして着ることも叶うなど、
当時の映像を見ると
嬉しくてしょうがないような笑顔だったそうですよ☆

こちらの映像では、
実際に高松さんが訓練を受けられていた様子や、
ポカリスエットのCMの撮影裏などが
盛り込まれています。
(その後に撮影された日清カップヌードルのCMなども!)
ぜひご覧ください!



さて、いよいよ宇宙飛行士の夢が目の前に…
そんなワクワクする日々をおくられていた
高松さんは、この後、驚きの事態に巻き込まれます。
そのお話は来週で…!

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★

♪ Pink Moon / Nick Drake
♪ Space Oddity / Chris Hadfield



★ ★ ★ プレゼント ★ ★ ★



東京ガーデンテラス紀尾井町内の店舗で使える
商品お引換券1000円分を毎週5名様に
プレゼントいたします。

ご希望の方はこのサイトの右側にある
「メッセージはこちら」から、必要事項と、
メッセージ欄に「商品お引換券希望」
と書いてご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送を持って
返させていただきます。
たくさんのご応募お待ちしております!

★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★

夜10時頃、真南の空には
冬の代表的な星座・オリオン座が高くのぼっています。
赤い色の1等星・ベテルギウス、
青白い輝きの1等星・リゲル、
そして狩人・オリオンの腰の位置に
等間隔にならぶ3つの2等星
「三つ星」が目につきますね。

この三つ星の下、よく目を凝らすと
たてにならぶ3つの星
「小三つ星」があるんです。
そして、この「小三つ星」の真ん中の
あたりをよーく見ると、なんだかもやっとした
雲のようなものが見えてきます。

双眼鏡を向けると、小さいながらも
その星雲「オリオン大星雲」の姿を
とらえることができますよ。
望遠鏡で見れば、よりはっきりと
その様子がわかり、星雲のなかに
4つの星が集まっているのが見えるはずです。

これは、生まれてまもない若い星のかたまりで
「トラペジウム」と呼ばれています。
このオリオン大星雲の中には、
星を作る材料がたくさんあって、
星がどんどん生まれているのだそうです。

1500光年離れたオリオン大星雲の中で、
今まさに誕生している星があると思うと、
宇宙のスケールに驚いてしまいますね。
月明かりのない夜は、
じっくりオリオン大星雲と向き合って、
生まれたばかりの星の産声に
耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
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月別アーカーブ

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