- 第13回 オンエアー
- [2015.09.27]
- 『Hellosmile Lounge』今夜はメールで届いたシングルマザーのお悩みについて
一緒に考えていきます。
お相手はモデルの菅野結以さん、そして「Hellosmile」の小巻亜矢さんです♪
▼ラジオネーム:ジャスミンさん(32歳/会社員)
こんばんは。毎週ベッドの中で聴かせてもらっています。
私の悩みは、これからの事です。
シングルマザーで小学1年の子がいます。
仕事と育児、家事など・・・本当に辛いです。
寂しい思いはさせたくないと思っていても、時間が・・・
食べていくには仕事をしないと・・・
日曜の夜はまた一週間が始まってしまうのかと涙が出てしまいます。
私だけじゃないと思っていても、辛いです。
(小巻さん)
ジャスミンさん、本当に頑張っているんですよね。
シングルマザーの方は多いです。私もその経験者でした。
ただ、私の場合は本当に恵まれてたシングルマザーだったなって。
子供にとっての両方のおじいちゃんおばちゃんに愛されて、助けてもらって、
非常に良い関係性の中で、子育てをしてきたんですよね。
それでも、自分が仕事で、肩身の狭い思いをさせたくないとか、
病気一つとっても、やっぱりこれからのことがすごく不安なんだろうなと、
だから涙が出そうなくらい共感するんですよね。
今、シングルマザーがすごく多くて、1973年の当時と比較すると、もう2倍だそうです。
日本のシングルマザーの数は、123万8千世帯ですって。
だから、1クラスの中にも多いんだと思います。
そう意味では、共感で きる仲間が多いので、ジャスミンさん、1人で頑張ろうと思わないで、
愚痴を言ったり、周りに聞いたり、
どんどん1人で閉じこもらないで、ネットワークは絶対活用した方がいいなと思います。
たぶん、自分を責めるいろんな矢印が刺さっているんだと思います。
シングルマザーであることそのものも、自分を責めてるし、
子供と一緒に居てあげられる時間が短いとか、ジャスミンさんがどうかわからないですが、
貧困の問題や、「これをしてあげられない」とか、いろんな“ない”が、
ジャスミンさんを苦しめているんだと思うんですけど、
まず、そこから自分を解放してあげてほしいなと思います。
(菅野さん)
そうですね。子供にかまってあげられる時間っていうのも、
仕事をしていると限りはあると思うけど、でも、時間の長さより、濃さが大事かと思うので。
(小巻さん)
そうですね。いろんな工夫はできると思うんですね。
私が実際にやっていたのが、必ず朝、自分か子供が家を出る前に、
7秒ギュっと抱きしめるっていう、「7秒抱っこ」。
今日も1日元気でいてね、笑顔でいてね、とか、なんでもいいんですけど、
思いを込めてハグをするんです。
そうすると、子供もすごく満たされて1日を過ごすし、自分が元気をもらえるんですよね。
7秒でいいの。それで、濃さを実感してほしいんです。
同じ1日が始まったとしても、きっと違う1日になると思います。
(菅野さん)
こっちが愛情をかけてあげたらきっと伝わりますよね。
(小巻さん)
伝わります。大切にされている感がお互いに必要だと思います。
(菅野さん)
子供は絶対、ジャスミンさんの味方だと思います。
M:FLY ME TO THE MOON / CLAIRE
(小巻さん)
ジャスミンさん自身が笑顔でいることが、子供にとっての何よりの栄養なので、
本当に、ママが笑顔でいるっていうことが、子供にとってすごく大切なことなんです。
自分が、まさに30代いろんなことがあって、
いつの間にか自分が表情を失くしていた時期があって、
その時、上の子が幼稚園の年長さんだったんですけど、
「クリスマスになにがほしい?」って聞いた時に、「何にもいらない。」って。
「物じゃなくても、どこか行きたいでもいいよ」って言ったら、
「それもない」って言われたんですよね。
「じゃあ、どうしていたら一番ハッピー?」って聞いたら、
ちょっと間があいて、「ママが笑っていたらハッピー」って言ったんです。
…いま話をしていても涙が出そう。
たぶん、本人は忘れていると思うんですけど、そのくらい子供ってママの顔をよく見ているし、
ママが笑顔だと、良いんです!おかずが一品でも、いいんです。
やっぱり笑って、「なんか美味しいね」って食べられれば、それでいいんだと思うんです。
学校の事とか、これからのことすごく不安がいっぱいだと思うんですね。
まずは、一つ一つ不安なことを書き出して、じゃあそれについてどうしたらいいのか、
誰かに相談したらいいのか、自分が頑張ればいいのか、子供と話をして解決していくのか、
見えない不安に負けないようにしてほしいんですね。
書き出して、検討するって、たぶん仕事のノウハウが活きると思います。
チェックしてアクションを考えて、やってみて、またチェックして、
仕事でやっていることが活きるので、全部無駄なことは絶対にないので、
一つ一つ全てが子供のためなんです。そう思って、自分にたくさんOKを出してほしいと思います。
(菅野さん)
あと、時間ないと思うんですけど、自分にご褒美をあげれる時間があったらいいですよね。
(小巻さん)
すごく贅沢なことでなくても、自分のためにお茶を入れる、お風呂を長めに入る、
そんなことでもいいので、
自分にご褒美もあげながら、自分が笑顔になれることを考えることが、
子供にハッピーをあげることだっていうふうに思っていただければなと思います。
(菅野さん)
これからのことが不安だっておっしゃっているんですけど、
私も母親がシングルマザーなんですよ。
だからこそ、私は、「私がお父さんになろう」って子供の時に思って、
ずっと一緒に頑張っていこう、支えていこうって思いながらやってきたので、
今はまだお子さんが小さいと思うんですけど、これから大きくなっていったら、
きっとそうやって思ってくれるんじゃないかなと。
(小巻さん)
いつの間にかね、子供がママを守ろうって思っているんですよね。
(菅野さん)
そうなんですよ!だからきっと、これから良くなっていくって思います。
(小巻さん)
私もそう思います。泣きたいときは泣いて、そして笑って朝を迎えられたらいいですね。
(菅野さん)
子供にも甘えつつ、周りの人にも甘えつつ、無理し過ぎずにやって いってほしいと思います。
M:Moon River / Audrey Hepburn
(小巻さん)
やっぱり人生ってたくさんいろんな出会いがあるじゃないですか。
でも今思うと、我が子と呼べる存在と出会えたってことが、
やっぱりものすごいハッピーだと思うんですよ。
だから、そのハッピーを抱きしめて、十分堪能して、人生楽しんでほしいなと思いました。
(菅野さん)
私も、より母親のことを大切に思えるようになったし、より絆が深まった気がするので、
これから悲観せずに、頑張っていってほしいなと思います!
(小巻さん)
良いことはいっぱいあります!
M:Ontario Gothic / Foxes In Fiction
M:FLY ME TO THE MOON / CLAIRE
M:Moon River / Audrey Hepburn