子宮頸がん予防啓発プロジェクト Hellosmile

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女性ならではの健康面やメンタル面での悩み、キャリアや恋愛問題に絡む悩みなど、日曜日の深夜だからこそ、 ちょっと話づらいことも一緒に考えていきます。

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第25回 オンエアー
[2015.12.20]
『Hellosmile Lounge』今夜は国立成育医療センター産婦人科医、三井真理さんをお迎えして、
メールで届いたお悩みにお答えします。
お相手はモデルの菅野結以さん、そして「Hellosmile」の小巻亜矢さんです♪



(菅野さん)
三井先生、先日は子宮頸がん検診でとてもお世話になりまして、ありがとうございました!
本当に、思ってた以上に簡単だったし時間も全然かからなくて、衝撃的な検診で、
検診という概念を覆された感じだったんですけど。
私の検診レポートを聞いて、「私も行ってみよう」と思ってくれる人が増えていたらいいなと思います。
ぜひ、皆さん行ってみて下さい!

(小巻さん)
20代・30代の、結以ちゃんのような若い女性に、子宮頸がんが増えているようなんですけど、
それはどうしてなんでしょうか?

(三井先生)
いま一番言われているのが、性交渉の低年齢化で、なおかつ、
HPVという子宮頸がんと関わりが深いと言われているウイルスの一種なんですけど、
その感染が若い世代にも広がっていてそこから増えてきているのではないかと言われています。

(小巻さん)
よく言われるのが、「性病ではない」ということを先日も伺ったんですが、
避妊をしているからと言って子宮頸がんにならないというわけではないんですよね?

(三井先生)
そうですね。避妊をしているからと言って、HPVの感染が完全に防げるかというと、
そこはすごく難しいところだと思います。
例えば、コンドームをしているから私は絶対に大丈夫、というわけでは完全にはないのかと思いますね。 

(小巻さん)
2010年に認可されたワクチンを接種された世代がそろそろ20代になってくるのかな、
ということで、ハロースマイルの方にも、「私はワクチンを受けたので、もう検診は行かなくて大丈夫です。」
と言う声も時々聞かれて、ドキッとするんですけども、
ワクチンを接種したからといって検診はもうしなくていいというわけでもないですね?

(三井先生)
そうですね。他の病気に関しては、一回、予防注射をすればもう大丈夫って思うので、
このHPVのワクチンも接種した方は、他の予防注射と同様に大丈夫と思っちゃうんですけど。
この子宮頸がんという病気の性質からも、このワクチンに関してもいろいろと言われているところで、
このワクチンを打ったからといって子宮頸がんを100%予防できるかどうかっていうのは、
まだ分かりきっていない部分もあるのかなと思うので、ワクチンを打った方でも、
年に一回の検診は必要な時期が来たら必ず受けていただきたいなと思います。

(小巻さん)
先生のお話を伺ったり子宮頸がんについて調べれば調べるほど、
やっぱりどうしても検診に行ってくださいね、と言わざるを得ないなと思うんですよね。 

(三井先生)
先日、菅野さんが検診に来て下さったように、
本当にちょっとした一歩が自分の大きな未来に繋がっているのかなと思うので、
ただ、この一歩がなかなか出ないっていうのはよく分かるんですね。
心配でモヤモヤした部分を抱えていることって、多分みなさん少しはあると思うんですよね。
自分の子宮、卵巣、将来じぶんの子供を授かれることができるんだろうかとか、
必ずあると思うので、一歩踏み出すことで変わってくることはあるんじゃないかなと思います。

(菅野さん)
(検診に)行ってみて、こんなに簡単な一歩だったと身をもって感じたので、
ぜひ試しに行ってほしいなと思いますね。
私は一回行って、定期的に受けようとすごく思えたし、結果を貰えて心から安心して日々過ごすことができているので、
ぜひ皆さん、時間を作って検診に行ってください!

M:Holly Jolly Christmas / Idina Menzel

(菅野さん)
リスナーの皆さんから三井先生への質問も届いているので、お答えいただいてもよろしいですか?

▼ラジオネーム:マロニィーさん(20歳/女性)
はじめまして!菅野結以ちゃん大好きな20歳の女の子です。
わたしは14歳のときに、卵巣のう種茎捻転という産婦人科系の病気になり、手術をしました。
そこで質問です。やはり産婦人科系の病気になると、将来子宮頸がんになりやすかったりするのでしょうか。
すごく心配なので教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

(三井先生)
マロニィーさん、いま20歳で14歳の時に病気をされて、
まず、ここで質問できたっていう勇気がすごいなって思っています。
この病気のことについてですが、卵巣は人間の元になる卵子をつくるところで、
大人の親指の頭くらいの臓器が右と左に一つずつあるんですけど、
恐らくどちらかだったと思うんですけど、親指の頭くらいの卵巣が、
5〜6?とかテニスボールくらいにかなり大きく腫れてしまって、それが激しいスポーツをした時とか、
何かがきっかけになって卵巣の根元から捻じれてしまって激しい痛みを伴う病気で、
これは手術をしないと治らないことが多いんですね。
心配されている、「将来、子宮頸がんになりやすいのか?」ということは、
病気としては全く別々の事から成り立っているので、
この病気をされたからといって子宮頸がんや他の婦人科の病気になりやすいということではないと思います。

(菅野さん)
良かった。。14歳の時に、そんな痛そうな辛いのを乗り越えて、偉い!

(三井先生)
本当にびっくりされたと思います。14歳だと「卵巣って何?」ってところで、
そこが膨れて捻じれて痛いっていうのを、なかなかご理解されるのは大変だったと思うし、
ご両親も心配だったと思います。

(小巻さん)
繋がりがなかったてことは一つ安心されたかなと思いますけど、
「あの病気をしたから、こうじゃないか・・・」っていう不安って持っている方多いと思いますね。

(三井先生)
多いと思います。だからといって、聞ける場所がなかったりとか、
調べてもどこを調べたらいいか分からないし、不安に思ったりっていうのは多少なりともあるのかなと思います。

(小巻さん)
せっかくこの番組があるので、1人で悩まないで、こうしてメールを頂けると、
マロニィーさんだけじゃなくて、番組を聞いてて「自分も聞きたいと思っていただけど」
っていう方のお役にも立っているかもしれないので、マロニィーさん本当に有難うございました。

M:That's Christmas to Me / Pentatonix


オンエアー曲リスト
M:Santa Tell Me / Ariana Grande
M:Holly Jolly Christmas / Idina Menzel
M:That's Christmas to Me / Pentatonix
第24回 オンエアー
[2015.12.13]
『Hellosmile Lounge』今夜は、“がん”に関するニュース、そしてメールで届いたメッセージをご紹介します。
お相手はモデルの菅野結以さん、そして「Hellosmile」の小巻亜矢さんです♪



▼『国立がん研究センター』より
がんと診断された際に、18歳未満の子供がいる患者が全国で年間5万6,143人に上るとの推計を、
国立がん研究センターが11月発表しました。患者の子供の数は合計で8万7,017人になるといいます。

がんの種類は、男性では胃がん(15.6%)、肺がん(13.2%)の順に多く、
女性では乳がん(40.1%)、子宮がん(10.4%)の順に多いという結果になりました。

親ががんと診断された子供の平均年齢は11.2歳で、
子供の年齢の上昇とともに人数が増えていくこともわかりました。

(小巻さん)
こう やって数値で見るとすごいですよね。でもそうだろうなと。
乳がんは、40代から罹患率が上がっていくんですけど、子宮頸がんは20代・30代で、
30代・40代というと子育て真っ最中の世代ですから、とても気になるニュースですよね。
実は私自身も、ここに当てはまる一人なんです。
私はこうやって子宮頸がんの予防啓発活動を立ち上げてやっていますが、私自身は乳がんを体験していて、
それに伴ってホルモンのバランスとか、いろんな症状が出てしまって、
子宮も全摘したという経験を持っているんです。
その乳がんを発症した時に、長男が19歳、下の子が12歳で、まさにこの数値の一人ということなんです。
当然、子供たちはさぞかし不安だっただろうなと思いますし、私自身も “癌”だと分かった時に、
一番「どうしよう」と浮かんだのが、仕事のことよりも、やっぱり子供の事でしたね。
「なんて伝えよう」とか、今はこうして元気なんですけど、最初は本当に3年後、5年後、
自分がまだ生きているか分からないって思った時に、私は丸一日すごく落ち込んだんですけど、
「こうしてる場合じゃない」と思って、まず子供たちそれぞれに伝えるべきことを整理し始めたりっていう、
癌になった方としてはそういう心情になるし、
子供たちにとっても、私には言わなかったけども、表情とか、もう今思い出しただけでも涙が出そうなんですけど、
やっぱり私が「自分の人生どうなるんだろう」「子供たちどうなるんだろう」っていう、
40代後半で思う人生の色々と、10代で思うこれからの人生に母親がもしかしたらっていう、
見えてる不安の景色がずいぶん違かったんじゃないかと思うんですよね。
その時、一番救いになったのが、友人たちとか、私の母だったりとか、
本当にみんなで支えてくれて乗り越えられたんですけど。
周りの人のサポートってすごく大切だなと思いますね。
色々考えますけど、やっぱり何はなくとも早期発見ということで。
ここでもどうしてもお伝えしたいのは、『検診に行ってくださいね』と。

(菅野さん)
そうですね。もう自分だけじゃなくて、お子さんとか家族にも大きな影響を与えることだから、
早め早めにぜひ検診に行ってください!

M:Bubbly / Colbie Caillat

▼ラジオネーム:にのきいろさん(18歳/学生)
わたしの悩みは、親友にいつも劣等感を感じてしまうことです。
親友はスポーツが万能で交友関係も広いです。
可愛くて、私がずっと気になっている男の子も彼女が好きです。
彼女とは志望校も同じで、何だか隣にいるのが嫌になります。
自分が彼女のついでみたいに感じちゃいます。
でも、彼女は私の数少ない親友でとっても大切です。
私はこれからどうしたら、自分は自分でいいんだって思えますか?

(小巻さん)
自分は自分でいいんですけどね。
でも、18歳の時ってなかなかそういう風に思えない年代でもありますよね。

(菅野さん)
人と比べちゃいますもんね。

(小巻さん)
人と比べな くていいんだよって言われても比べちゃって、
どっちかと言うと“足りないところ探し”をしちゃうんですよね。
でもね、足りないもの探しをしちゃうっていうことは、足りているところもたくさんあるんです。
“自分は自分でいいんだ”って思うには、自分の美点凝視、自分の美しい点をじっと見るということで、
良いところじゃないと思うところも、例えば「あまり目立たない」というところは、
「控えめだ」とか、リフレーミングと言って、ポジティブに言い方を変えてみたりとか、
そんなことを自分にしてあげている時間が自分に優しい時間なので、そんな風に自分を大切に思っていると、
『自分が自分を認めてあげなきゃ可哀想じゃない!』って気持ちにどっかでなると思うんで すよ。
私もそんな時期あったな。結以ちゃんはどうですか?

(菅野さん)
私は、全く違う趣味とか特技を持つのがいいんじゃないかなと思って。
例えば、本が好きだって思ったら、その作家について凄く詳しくなるとか、
彼女とは全然違うところで「自分はこれができる!」っていう自信を持てることがあったら、
人それぞれ違って良いところがあるんだって思えるようになるんじゃないかなって気はします。

(小巻さん)
にのきいろさんの自分の引き出しをたくさん増やしてみるということですね。

(菅野さん)
絶対良いとこあるもん!
なので、そんな劣等感を持ちすぎず、彼女は彼女で良いところあるけど、
私は私でここが良いって思えるところがきっとあると思うの で、
そういう美点凝視をしていってほしいなと思います!
是非またメッセージを送ってください。

M:A Letter / The Charm Park

オンエアー曲リスト
M:I'd Die Without You / P.M. Dawn
M:Bubbly / Colbie Caillat
M:A Letter / The Charm Park
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