子宮頸がん予防啓発プロジェクト Hellosmile

~あなたとあなたの大切な人の笑顔のために~

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Hellosmile Lounge

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小巻亜矢
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第66回 オンエアー
[2016.10.09]
『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
今夜、ハロースマイル・ラウンジを訪れたゲストは、タレントで女優のサヘル・ローズさん。「ハロースマイル」の小巻亜矢さんがお話を伺います。



【サヘル・ローズさん プロフィール】
サヘル・ローズさんは中東、イランの出身。
8歳の時に養母とともに来日して、高校時代から芸能活動を始め、現在は情報番組のキャスターやリポーター、また女優としても幅広く活躍中です。

(小巻さん)
サヘルさんの美しさの秘訣を教えていただけるでしょうか。気を付けていることやパワーフードなどはあるんでしょうか。
 
(サヘル) 
特にサプリを取り入れているなどということはなくて、野菜が大好き。お魚が大好きなんです。基本的には一日に1.5食。朝、起きて、さ湯を飲んで、コーヒーとバナナでスイッチが入れて、その後、仕事中は食事をとらないようにしています。仕事が夜の11時、12時を回ったり、どんなに遅くなっても、ご飯を食べるのは仕事が終わってからなんです。

(小巻さん)
お腹がすきませんか?  

(サヘルさん)
それが集中している時はすかないんです。どうしてもお腹がすいた時はバナナ。
だから最近、現場に行くとバナナがひと房、置いてあったりするんです。(笑)
元々は3食、食べていたんですけれど、インドに1週間ほど一人旅をした時に、日本に戻って来て、「私達って恵まれすぎているな」と痛感したんです。
蛇口をひねれば綺麗な水が出るし、お腹がすいたらすぐに、ご飯を食べてしまうけれど、地球の裏側では、一口一口を有難く食べている人たちがいて、自分は食べ過ぎているんじゃないかと…。それでたどり着いたのが、1.5食だったんです。

(小巻さん) 
体調はどうですか?

(サヘルさん)
すこぶるいいです。まず、神経がすごく研ぎ澄まされます。それで、見えなかったものが…、あ、お化けとかじゃなくて、人の空気だったり、空間をちゃんと感じられるようになったんです。 

(小巻さん)
感覚が研ぎ澄まされていくんですね。

(サヘルさん)
そうなんです。だからいつも、腹八分目が丁度いいなって感じています。
あとは笑っていることです。なるべく笑っていたい。例えば、ちょっと悲しかったとしても、口角を上げているだけで、気持ちが内側からハッピーになってくるんです。自分が悲しい表情をしていると、世の中の色がどうしても、暗く見えてくるんです。でも、自分が口角を上げた瞬間に、自然と周りに笑顔が伝染するんですよね。笑っている事が回りを明るくする。その光景を見ると、また自分が元気になっている…。美しさとか人の歓びって、自分からだけじゃなくて、人に何かを与えて、それが返ってきた時に自分の栄養になるんですよね。

(小巻さん)
なるほど。 自分の笑顔から始まって笑顔が循環することが、サヘルさんのエネルギー源になっているということですね。ハロースマイルにぴったりのメッセージですね。この子宮けい癌の予防啓発プロジェクトの名前は、本当に笑顔って大切、と思って、「ハロースマイル」にしたんです。

(サヘルさん)
カンボジアに行った時もそうだったんですけれど、苦しみを知っている人たちが無邪気に笑っているんです。笑っていて、みんな希望を持っているんです。だからと言って、我慢をして下さい、と言っているわけではなくて、笑う時はとことん笑って、泣きたい時はとことん泣いて、怒りたい時はとことん怒って…という風に、私は喜怒哀楽をちゃんと持っていて欲しいと思うんです。
喜怒哀楽を持っている人ほどキラキラしていて…、
そういう方々って、素直に生きていらっしゃると思うんです。 
だから、素直に生きて欲しいと思います。人生は一回きり。他人の為に生きる前に、まず自分の為に生きて欲しい。自分の為に生きることができて、初めて他人の為に生きられると思うので、自分の地盤を造って、地に足をつけて生きて欲しいと思います。

(小巻さん)
(先週、お話をうかがって、)サヘルさんは本当の意味の「感謝」をご存知だと思いましたし、他人の笑顔や自分のエネルギー源など、上手にご自身と向かい合っていると感じたのですけれど、自分を甘やかすことはあるのでしょうか。

(サヘルさん)
甘やかす…?

(小巻さん)
どちらかというと、サヘルさんはご自分に厳しいじゃないですか。

(サヘルさん)
はい…。

(小巻さん)
「たまには、いいか」、みたいな事ってありますか?

(サヘルさん)
ええー!?「たまには、いいか」…! ええ、あるかなぁ、どうなんでしょう。

(小巻さん)
「これくらいでいいか。」とか、「サボっちゃおう。」とか…。

(サヘルさん)
ええー!? でも、自分で「ないです」、っていうのも、おかしいですよね…。

(小巻さん)
そんなことないですよ。ないかもしれないですよ。

(サヘルさん)
う〜ん、どうしましょう…。周りからは「自分に厳しすぎる」ってずっと、言われているんです。 

(小巻さん)
そう感じました。

(サヘルさん)
もしかしたら…、ないかもしれないです。自分を追い込むタイプなので。

(小巻さん)
では、自分にご褒美をあげよう、という感覚はあまりないのでしょうか?

(サヘルさん)
それが旅です!自分へのご褒美が一年に一回の旅です。

(小巻さん)
最近ではどちらへいらっしゃいましたか?

(サヘルさん)
カンボジアとアメリカです。途上国と先進国を交互に行くことによって、お互いに何が足りていて、何が足りていないのか、旅をしながら学びなさい、という事が母の教えなんです。

(小巻さん)
先進国で学びとること、途上国に行って、見聞きして心に刻むこと…。それぞれ、あるんでしょうね。実際に見聞きしていらっしゃるから言葉に説得力がありますね。それに行動力がありますね。

(サヘルさん)
ありがとうございます。でも、立ち止まることもあります。立ち止まって、息を吸って、休む時も必要です。歩きっぱなしは無理なので、「疲れた!」って思って立ち止まることもあります。

(小巻さん)
ちょっと、安心しました。 「立ち止まったらいけない」って思っていらっしゃる頑張り屋さんもたくさん、いると思うのですけれど、「立ち止まる」っていう事を「している」ってことなんですよね。

(サヘルさん)
そうなんです。立ち止まった時に見える景色って、また変わるんですよね。
その時に見落としていた事、気付かなかった事が見えることもあるから、たまにはちゃんと休んで欲しいと思います。


(小巻さん)
さて、このハロースマイルというプロジェクトは、今、20代、30代の女性に増えている子宮けい癌の予防啓発を目的とした活動なんですけれど、
サヘルさんは子宮けい癌の検診を受けたことがありますか?

(サヘルさん)
もちろんです。母と一緒に受けました。

(小巻さん)
若い世代が癌とか検診を自分事として考えることにギャップがあるようで、
この活動を始めてから、婦人科に行くことや、子宮けい癌という名前から検診に行くことを恥ずかしい、と思っていらっしゃる方が多い、という事を感じました。サヘルさんのようなオピニオンリーダーというか、ロールモデルとなる方が検診を受けていらっしゃると、とても心強いです。

(サヘルさん)
ちゃんと検診に行って、自分の体を理解してあげないと、やりたい事もやれなくなってしまいますし、家族を思うと、検診は大切だと思います。

(小巻さん)
このハロースマイルというプロジェクトは「あなたとあなたの大切な人の笑顔のために」というサブタイトルを付けさせていただいているのですが、
サヘルさんにとって「大切な人の笑顔」というと…、
お母様の笑顔が思い浮かぶのでしょうか。


(サヘルさん)
はい。彼女は常に笑っていて欲しいし、幸せにしたいです。私は彼女から幸せをもらったので、今度は恩返しをしたいです。母は厳しい人でこの仕事で褒めてもらった事がないんですけれど…

(小巻さん)
そうですか…?

(サヘルさん)
あ、この間の舞台で初めて褒めてもらいました。今まで、舞台の初日は必ず来てもらっているんですけれど、家に帰るとダメ出しのオンパレードで、喧嘩になっちゃうんです。それで私が「こんなに一か月も頑張ったのに…」って泣いちゃって、母が「言うんじゃなかった」って言って、二人で喧嘩しちゃうのがこれまでのパターンだったんですけれど…。
この間の舞台では母が「ここまで育てて良かった。今回はもう何も言う事はない」って泣いていて…、嬉しかったです。 
 
(小巻さん)
その時の事を想い出しているサヘルさん、本当に嬉しそうですね。
そんなサヘルさん、落ち込んだりすることはあるのでしょうか。

(サヘルさん)
すごくあります。すごく明るく見られがちなんですけれど、それは、関わった人を明るくしたい気持ちからで、本当はとってもネガティブなんです。
でも、「今、こうして落ち込めている、っていう事は、伸びるんだろうな」って…。

(小巻さん)
まだ「伸びしろ」があるっていうことですね。

(サヘルさん)
そうなんです。落ち込んで悔しいって思うことは、まだ私、学べることが沢山ある。心が痛いってことは、私、ちゃんと感じられている、ってこと。
人間として五感をちゃんとフルに使えていることなんだ、って。 

(小巻さん)
ラジオを聴いて下さっている方の中にも、頑張り屋さんで、自分にダメ出しをしてしまう、っていう女性がいっぱいいるんじゃないかと思うので、今のサヘルさんの言葉はとてもいいメッセージだと思いますが、具体的に何かする仕組みはあるのでしょうか。

(サヘルさん)
私は空を見るとか…、お恥ずかしながら、失敗した時は夜、公園に行って、ブランコに乗って、ひたすら漕いで泣いています。
でも、みなさんに言いたいのは、泣いて欲しいんです。大人になると泣いちゃいけないのかな、とか、これ、言っちゃいけないのかな…が、日常になっていて、溜まっていると思うんです。でも、一人になった時、泣いて、叫んでいいと思うんです。泣いて、泣いて…。泣きたいのは自分の中の人間が泣きたいから。だからその自分を否定しないで、自分を大切にして欲しいんです。

(小巻さん)
「自分を大切にすること」、そして「自分の大切な人のために、もっと自分を大切にして欲しい」、という事が、まさにハロースマイルが伝えたいメッセージなんです。サヘルさんがズバリ、伝えて下さいました。
ありがとうございます。まだまだ聞きたい事がたくさんありますが、今週はここまで、ということで、来週も宜しくお願いします。 

【オンエア―曲リスト】
M 人魚  /  宇多田ヒカル
M あなたにスマイル:)   /  MISIA
第65回 オンエアー
[2016.10.02]
『Hellosmile Lounge』は子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまな情報を、全国38局フルネットでお届けします。
今夜、ハロースマイル・ラウンジを訪れたゲストは、タレントで女優のサヘル・ローズさん。「ハロースマイル」の小巻亜矢さんが話を伺います。



【サヘル・ローズさん プロフィール】
サヘル・ローズさんは中東、イランの出身。
8歳の時に養母とともに来日して、高校時代から芸能活動を始め、現在は情報番組のキャスターやリポーター、また女優としても幅広く活躍中です。

(小巻さん)
8歳の時にイランから来日されたそうですが、来日されたばかり頃はいろいろと、ご苦労をされたのではないでしょうか・・・。

(サヘル)
7歳まではイランの児童養護施設で生活をしていて、現在の母、養母なんですけれど、彼女と出会ってやっと新しい暮らしが始まったところで、8歳になって、今度は国が変わってしまって、コミュニケーションをどうやってとっていいのか、分からなくて・・・。
でも救われたのは、学校の校長先生が日本語を教えて下さったんです。

(小巻さん)
だから、とても美しい日本語なんですね。先ほどからスタッフ一同、サヘルさんの美しい日本語にすっかり魅了されていました。

(サヘル)
校長先生が時間のない中、カタカナドリルやひらがなドリルを買ってきて下さって、一対一で、校長室で丁寧に日本語を教えて下さったんです。時々、お散歩にも連れ出して下さって、(実際の風景や物を見ながら)「これは、こういうことなんだよ。」とか「これは、こういう意味なんだよ。」って、丁寧に教えて下さって・・・。おかげで日本語を学ぶことができたんです。
まずは校長先生に感謝していますし、それから給食のおばちゃんにも感謝しています。一時期、家を出なくてはならなくなって・・・。公園で二週間ほど野宿をする形になってしまった時に、給食のおばちゃんが救って下さったんです。

(小巻さん)
どんなことをして下さったんですか。

(サヘル)
公園で生活をしていた時に、自分の家に私と母を連れて行って、ご飯を食べさせて下さったんです。それが一日だけじゃなくて、一ヶ月以上、面倒を見て下さって・・・。ビザを取るためには弁護士と保証人が必要だったんですが、そのどちらも給食のおばちゃんが世話をして下さったんです。

(小巻さん)
保証人になるって、すごく勇気がいることですよね。

(サヘル)
会って間もない、国も違う、言葉もままならない私たち親子を信じる・・・。今の世の中、そういうことって難しいですよね。でも信じて下さって、保証人にもなって下さったんです。そして、母の仕事もタウンページを見ながら、一軒一軒、電話をかけて、ペルシャ語が活かせる仕事を探して下さいました。

(小巻さん)
給食のおばちゃんに、どうして私たちを助けてくれたのか、うかがったことはありますか?

(サヘル)
あります、あります。「目の前で困っている人がいたら、手を差し伸べるのが当たり前でしょ。」って言われました。彼女もシングルマザーで、母を見た時に「放っておけない」、って思ったのかもしれません。

私の母も曾祖母も似ているんです。「目の前で困っている人がいたら、必ずその人の手を握ってあげて」、っていう女性なんです。
私は母に引き取ってもらって、こうして多くの人に救われたんです。「今度は私が大人になった時に、同じように施設から子供を救える、そういう人になりなさい」って、母と約束しているんです。私の母は私にとって、母であり、父親であり、友達でもあり、なんでしょう・・・、 いい意味で「神様」なんです。

(サヘル)
中学3年間はいじめにあっていたのですけれど、母の前では母が安心するように、元気なサヘル像を作っていたんです。でも本当の私は「助けて、苦しいの・・・」って、誰かに言いたかったのですけれど、誰にも言えなくて・・・。そうすると、苦しみの水がコップから溢れてしまって・・・。自ら命を絶とうとしてしまったことがあったんです。でも、その日、普段は忙しい母がたまたま家にいて、止めてくれて・・・。
その時、「母ともう、会えないかもしれない」、って改めて母を目の前にして考えたら、私はこの人に引き取ってもらって、救ってもらって、こんなにも苦労して、ここまで私を育ててくれた彼女に、一度も「ありがとう」って言ってなかったことに気づいたんです。「この人に恩返しをしたい、この人のために生きたい。この人は私のために生きた、今度は私が誰かのために生きなきゃ」、って。
そこから、もう一回、なんでしょう・・・、生きる力がみなぎってきたんです。
今はみなさんに、私という人間を通して、「生きている」ということが、どれだけ有難いことか・・・、そして、人は誰しも生かされている」ことを、今、生きているこの瞬間をみんなが大切にしてくれたらいいなって、思えるんです。

(小巻さん)
サヘルさんの熱量、エネルギーの強さが伝わってきます。
来週もよろしくお願いします。


【オンエア―曲リスト】
M INDO      /  Da Lata 
M So in love    /  Curis Mayfield
M Smile Like That / Esperanza
M Feel Like Makin’ Love / Marlena Shaw
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