子宮頸がん予防啓発プロジェクト Hellosmile

~あなたとあなたの大切な人の笑顔のために~

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Hellosmile Lounge

女性ならではの健康面やメンタル面での悩み、キャリアや恋愛問題に絡む悩みなど、日曜日の深夜だからこそ、 ちょっと話づらいことも一緒に考えていきます。

[Personality]
小巻亜矢
小巻亜矢
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今、あなたが悩んでいることやがんばっていること、番組の感想などお寄せ下さい。

プレゼント ステッカー

番組でメッセージをご紹介した方にハロースマイルの6キャラクターが勢ぞろいしたステッカーをプレゼントします。

第72回 オンエアー
[2016.11.20]
『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。今夜のゲストは国立成育医療研究センター産婦人科医、三井真理先生。「男性との性交渉の体験がなくても子宮けい癌にはなるの?」などリスナーからの質問に答えてくれます。
また11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」。東京タワーがハロースマイル・カラーに点灯した11月1日の東京タワーのリポートもお届けします。聞き手は「ハロースマイル」の小巻亜矢さんです。



11月1日はハロースマイルの応援キャラクター、キティちゃんの誕生日。この日はダイヤモンド富士が見えるということで、東京タワーの大展望台には大勢の人が詰め掛けました。
小巻亜矢さんは子宮頸がんの予防啓発と女性たちにリアルな声をきこうと取材を開始。
祖母、母と連れ立って三世代で来ていた20代女性は「関心はあるけれど検診を受けたことがない。」と回答。この日、宮城から上京したという82歳の祖母から「元気でいるために、検診行きなさいねぇ。」と声を掛けられる一幕も。
他には「子供が生まれたばかりで手がかかるし、一人での外出が難しくて、検診に行きたいと思いながらも行けていない。」という若いお母さんや男性の中には「お付き合いしている女性や周りの人にも検診を勧めます。」と言って下さる頼もしい男性もいました。中には「何科に行っていいのか分からなくて、つい後回しに」という回答もありました。ご協力戴いたみなさん、ありがとうございました。

この日、残念ながら、ダイヤモンド富士は見られませんでしたが、
ハロースマイル・カラーのオレンジ色に染まった東京タワーが
日没後の街に浮かびあがりました。



(小巻さん)
東京タワーで取材したみなさんは、子宮けい癌は知っているけれど、検診に行ったことはない、という方がほとんどでした。

(三井先生)
思っていたより、「子宮けい癌」という言葉をご存知の方が多かったですね。

(小巻さん)
ハロースマイルの活動を始めた5〜6年前は、ほとんどの方が知らなかったですからね。でも、現状、検診には行っていないと…。

(三井先生)
自分は今、元気で月に一回、生理がきちんときていると、なんとなく、自分は大丈夫なんじゃないかと思ってしまうのですが、子宮けい癌の怖いところは、最初はあまり痛い、とかいうことがないところです。
だから、いかに早期に検診でみつけていくか、どれだけ早い時期に治療にとりかかれるか、ということが大切になっていきます。
忙しかったり、家族のことが優先になってしまったり、自分の体のことが後回しになってしまうお気持ちは痛いほど分かります、でも、自分の体を守れるのは自分しかいないので、是非、行動を起こして欲しいと思います。 
「何科に行っていいのか分からない」というインタビューの回答もありましたから、情報も足りないのかもしれないですね。そういう意味では会社の健診など、誰かが検診に行かなくちゃいけない状況を作ってしまうのはいいかもしれません。
また、どうしていいか分からない人のために、少しでも知らせる方法があればいいですね。東京タワーのパワーに期待したいです。

(小巻さん)
ハロースマイルやこの番組でも、どんどん情報を伝えていきたいです。
さて、11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」ということで、リスナーからの質問をご紹介したいと思います。

岐阜県 27歳の女性、会社員 まりえさん
「会社の健康診断で検診を受けましたが、私は恥ずかしながら性交渉の経験がありません。経験がないから受けなくてもよかったかなと思いますが、経験がなくても検診は受けたほうがよいのでしょうか? 」  

(三井先生)

まずは子宮けい癌についてご説明したいのですが、どこにできる病気かというと、子宮の出口、膣の奥。つまり、出産の時、産道の入り口として開くところで、自分で触ったり、見たりは、なかなかできない位置です。この病気を調べてみると、ヒトパピロマ・ウィルスの感染によって起こることが多いと言われていています。そして性交渉で感染するとも言われています。
決して性病ではなく、性交渉の経験があれば、誰もが一生のうちに一度はヒトパピロマ・ウィルスに感染しています。
その中でずっとヒトパピロマ・ウィルスが体内に居続けた場合に、子宮けい癌になる事が多いと言われています。

では、性交渉の経験がなければ、子宮けい癌にならないのか、というとそうではありません。
生理でないのに出血があったり、何か体の変化があったら、必ず婦人科を受診して下さい。
また、性交渉の経験がないことは恥ずかしいことではありません。それぞれの生き方ですから、決して恥ずかしいことではありませんが、婦人科の内診台で医師や医療従事者の前で足を開くのは、最初はとても恥ずかしいと思います。
そんな時は、男性経験がない事を言っていただければ、使う医療機械を小さくしたりなど、対応を考えてくれると思います。

(小巻さん)
自分の体を守るために、勇気持って医師とコミュニケーションをとることも大切ですね。初めて検診に行こうと思っている方の、内診台に座るハードルを下げるようなアドバイス、他にもあるでしょうか。

(三井先生)
内診台は誰でも恐怖心や恥ずかしい、という気持ちを持っていらっしゃいます。少しでも緩和できる方法としては、タオルを持参するといいと思います。
内診台に座る時に膝に掛けると、足を開いた時にタオルで覆われている分、安心感が持てます。 長めのスカートでも、足が開いた時、カーテンのように、足を一部隠す役割をしてくれるので、それだけでも気持ちの持ち方が違うと思います。

(小巻さん)
アドバイス、ありがとうございます。子宮けい癌の病気や検診について、詳しくはハロースマイルのサイトをご覧ください。
あなたとあなたの大切な人の笑顔のために、ハロースマイルからのお願いです。
三井先生には来週もリスナーからの質問に答えて戴きます。

M   All By Myself_  /  Jamie O'Neal  
    
M More Than This / Charlie Hunter Feat. Norah Jones 

第71回 オンエアー
[2016.11.13]
『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
今夜、ハロースマイル・ラウンジを訪れたゲストは、女優の古村比呂さん。
「ハロースマイル」の小巻亜矢さんがお話を伺います。



【古村比呂さん プロフィール】
1985年に女優としてデビュー。
1987年、NHK朝の連続テレビ小説「チョッちゃん」のヒロインに抜擢、一躍人気女優の仲間入りを果たす。
プライベートでは3人の息子さんに恵まれる。

(小巻さん)
2012年に子宮頸がんの手術をされて、一カ月後の検診では転移もなく、放射線治療の必要もなかったとのことでしたが、お仕事は?

(古村さん)
 3カ月後くらいに復帰しました。

(小巻さん)
でも、その後、リンパ浮腫(ふしゅ)に悩まされたとか。

(古村さん)
子宮摘出の時に周りのリンパ節も取り除いたのですが、一年後に海外に行く仕事があって、飛行機に乗ったことが起因となってリンパ浮腫になりました。

(小巻さん)
どんな症状でしたか。

(古村さん)
私の場合は左足がどんどんむくんできて、これ以上、皮膚が伸びないってくらい、パンパンに膨らんで、それが戻らないんです。お風呂に入って代謝をアップすればむくみがおさまるかというと、全然、逆効果…。
一カ月後に病院で診てもらったら、リンパ浮腫と診断されました。
どういう状態かというと、リンパ液が溢れ出て、戻らなくなってしまうんです。歩くことや正座も難しい、靴もはけなくなります。
女優という仕事もできなくなるんじゃないか、って、思いました。
(手術で頑張ったのに)私、またもう一度、頑張らなくちゃいけないの?
って落ち込んでいきました。

(小巻さん)
でも、そんな大変な中、リンパ浮腫に苦しむ方々の為の活動も始められたんですよね。

(古村さん)
リンパ浮腫って、あまり知られていなくて、周りにもいないし、私自身もあまりよく分からなくて、専門医にも出会えなかったです。だからリンパ浮腫の方と交流を持ちたくて、リンパ浮腫の情報交流サイト「シエスタ」を発足して、活動を始めました。
どこの治療院に行っている?とか、こんな症状の時はどんな風に対処している?とか…、そうした情報の交流が本当に助けになりました。

(小巻さん)
一人じゃ乗り越えられないことがありますよね。
先ほど、精神的に落ち込んだこともあるっておっしゃっていましたが、
そんな時に聴いていらした曲があるとか。

(古村さん) 
ダニエル・パウターの『バッド・デイ』という曲なんですが、すごく気にいっています。

(小巻さん)
『ついていない日の応援歌』っていう副題がついているんですよね。


(小巻さん)
今もリンパ浮腫と向き合いながら過ごされている中で、ご自身の健康について、思っていらっしゃることはありますか?

(古村さん)
一番に思っていることはストレスを溜めない! そして、いつも笑顔でいる!
嫌なことがあっても最後は笑顔、ってことに拘っています。
笑っていれば、『笑う門には福来る』って、本当に実感します。

(小巻さん)
口角を上げると気持ちが上がりますよね。気持ちを引っ張ってくれるんです。

(古村さん)
時々、料理をしている時とか、気付くと口に力が入っている時があって、そういう時は意識して口角を上げるようにしています。

(小巻さん)
古村さんの美の秘訣はそこにあるのでしょうか。

(古村さん)
美は縁遠いです。(笑) 心持ちとか、そっちの方にこだわるようになりました。 病気をしてから、化粧品とか食べ物とか、色んなものに敏感になったんです。自分の体と向き合うようになって、体が教えてくれるようになりました。だから着飾るとか、色んなものを肌にいっぱい付けるとか、今の私には疲れてしまう事が分かって、どんどんシンプルになっていきました。

(小巻さん)
自分の体の声をきいてあげて、今、何がしたいのか、何が必要なのか、向き合えるようになった…。

(古村さん)
そうです。そして無理をしなくなりました。

(小巻さん)
古村さんのこれからの夢や目標は何でしょうか。

(古村さん)
一番の目標は…、世界旅行に行くことです!知らない世界がいっぱいあるし、色んな人と触れ合う事が好きなので、旅人みたいな生き方をしたいです。 

(小巻さん)
まずは何処に行きたいですか?

(古村さん)
リンパ浮腫があるので、長時間、飛行機に乗っても大丈夫な自分できるケアが分かったりしたら、まずは6時間越えの旅から始めたいです。
ハワイが一つの基準でしょうか。そこを越えてみたいです。

(小巻さん)
古村さんからとても前向きなエネルギーを感じます。
一緒にがんばって行きましょう。
今回は子宮頸けいがんについてのお話をたくさん伺いましたが、病名に「子宮」という言葉がついているせいか、偏見もありますよね。

(古村さん)
女性特有の病気って思われがちですけれど、実は男女が関わり合っている病気です。今、想い出していんですが、私が子宮頸がんになって、息子たちが医師から説明を受けたりしている時、息子がふと言ったんです。

「女性がかかる病気だから、男のオレには何にも分かんないんだよ。」って。

その時、うちの息子には正しく理解して欲しい、って思いました。男女が関わり合っている病気だからこそ、男性の方にも理解して欲しいです。

(小巻さん)
子宮けい癌予防プロジェクト「ハロースマイル」のホームページにも子宮けいについて詳しく掲載していますし、古村さんの著書、「がんを身籠って(主婦と生活社) 」、リンパ浮腫の情報交流サイト「シエスタ」も是非、チェックしてください。そして女性は自分とは関係ないと思わずにぜひ、検診を受けて下さい。


M Fly me to the moon / RYU MIHO 
M  Bad Dayついてない日の応援歌 / Daniel Powter    


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