- 第33回 オンエアー
- [2013.08.16]
- 金曜日の夜にホッとひといき、「Hellosmile Cafe」。
今夜は、20代、30代の女性に増え続けている「子宮頸がん」の予防啓発を推進するプロジェクト
「Hellosmile」の実行委員会副代表の小巻亜矢さんから、明日を笑顔にするためのヒントをいただきます。
テーマは「いのち」について。昨日は、終戦記念日でしたから、鎮魂と永遠の平和を願いを込めて、小巻さんとお届けします。
8/16お誕生日を迎えた小巻さんは、最近やっと自分を「ここまで頑張ってきたね」と言ってあげたい気持ちが湧いてきたそうです。
以前は全くそんな気持ちを持っておらず、頑張ってもまだまだとダメだしが多くネガティブな考えだった。
心理学的にいうと、自己肯定ができない人は、両親からよっぽど頑張らないとほめてもらえなかったり、
周りにいる優秀な人と比べられていて少し良くても褒められなかったりしてきた人が多いようです。
小巻さんは、若くして亡くなった家族が多く、知らず知らず亡くなった人の分まで頑張ろう、頑張らないと生きているのに申し訳ないという思い込みがあったとのこと。
皆さん「アファメーション」というのをご存知ですか?
アファメーションとは、自分自身へ、ポジティブな言葉がけ(私は生きているに値する人間だ。私はできていることがある。私頑張っている。など)を繰り返すことで、自分を肯定していくことで気持ちを上向きにしていく方法。
そうすることで、自分の出来ているところを探せるようになってくるものです。
若くして亡くなった方たちが、私達に伝えてくれるメッセージは多分
「楽しんで生きて」と言ってくれている気がします。
インドに昔から伝わっているこんな素敵なお話をご存知でしょうか?
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<ひび割れ壺>
インドで、ある男の人が、2つの壺を持っていました。
天秤棒の両端にそれぞれの壺を下げ、水を運んでいるのですが、
片方の壺には、ひびが入っていました。
完璧な壺が小川から家まで一滴の水もこぼさないのに対して、
ひび割れ壺はいっぱいまで水を汲んでもらっても家に着く頃には半分になってしまいます。
完璧な壺が、いつも自分を誇りに思っている一方、
ひび割れ壺は、いつも自分を恥じていました。
なぜなら、彼はいつも半分しか達成することができなかったから。。。
すっかり惨めになっていたひび割れ壺は、ある日、川のほとりで男に話しかけました。
「私は自分が恥ずかしい。そして、あなたにすまないと思っている。」
「なぜそんな風に思うの?何を恥じているの?」男は言いました。
「この二年間、私はご主人様の家まで水を半分しか運べなかった。
水が漏れてしまうから、あなたがどんなに努力をしてもその努力が
報われることがない。私はそれが辛いんだ。」壺は言いました。
男は、ひび割れ壺を気の毒に思い、そして言いました。
「これからご主人様の家に帰る途中、道ばたに咲いているきれいな花を見てごらん。」
てんびん棒にぶら下げられて丘を登って行く時、ひび割れ壺は、お日様に照らされ美しく咲き誇る道ばたの花に気づきました。
花は本当に美しく、壺はちょっと元気になった気がしましたが、
ご主人様の家に着く頃にはまた水を半分漏らしてしまった自分を恥じて、彼に謝りました。
すると男は言ったのです。
「道ばたの花に気づいたかい?
花が、君の通る側にしか咲いていないのに気づいたかい?
僕は君からこぼれ落ちる水に気づいて、君が通る側に花の種をまいたんだ。
そして君は毎日、僕たちが小川から帰る時に水をまいてくれた。
この二年間、僕はご主人様の食卓に花を欠かしたことがない。
君があるがままの君じゃなかったら、ご主人様はこの美しい花で家を飾ることはできなかったんだよ。」
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みんなひびがあったり、傷があったり、不得手なことがあったり・・
でも、だから気づくこと、できることもある。
自分は価値がない、なんて思わずに、できていることを見つけて、
自分にできることを探して、ちょっと頑張って、
笑顔で生きていけてこそ、かけがえのない命が喜ぶ、輝くんだと思います。
ON AIR SONG リスト
M1:「Under the Bridge / Barbara Mendes 」
M2:「ひこうき雲 / 松任谷由実 」
M3:「Ebony and Ivory / Paul McCartney & Stevie Wonder」