- 第72回 オンエアー
- [2014.05.15]
- Hellosmile Cafe。今日は“明日を笑顔にするためのヒント”をお届けします。
「Hellosmile」の実行委員会 副代表の小巻さんは、大学院で心理学、主に自分との向き合い方を勉強されていたということで、番組にお寄せいただいたメールにこんな風に考えてみたら?こういう事かもしれないよ♪というアドバイスをいただきます。
▼ラジオネーム:えり さん
4月から新しい職場で働き出しました。仕事を覚えること、先輩方の顔と名前を覚えること、常連さんを覚えること、覚えることが多くて、苦戦しています。
先輩方は親切ですし、早く一人前になりたい!と思うのですが、実は、仕事が長続きしないんです。
何か理由がある訳じゃないのに、もう無理・・と思ったら行きたくなくなります。今回の仕事を長く続けるためにもアドバイス、お願いします。
絶対に辞めないと思うと苦しくなってしまいます。
まずはあと一週間、あと一ヶ月頑張ったら自分にご褒美をあげるという「ご褒美型」があります。
あとは職場の同僚に対する「感謝探し」、「ありがとう探し」をしてみると良いと思います。
もう一つは「好奇心を持つ」ということです。
仕事をつまらないと思ってやっていると、どんどん負の連鎖が起こります。
例えばお茶くみ一つを取っても、この人は甘めが好きとか、なんでこのカップを使っているんだろうと些細なことに好奇心を向けてみるといつものお茶くみが違ったものになると思います。
先日インタビューさせていただきました厚生労働事務次官 村木厚子さんの著書「あきらめない」の中で、えりさんの参考になることがありました。
サブタイトルが「働くあなたに贈る真実のメッセージ」とまさにえりさんにぴったりな内容になっています。
村木さんも国家公務員になってお茶くみから始まり、理不尽だなと思うことがあったのですが、どうしようもなく悩んでしまった時は、まずは「一晩寝る」。
一晩寝て朝考える。夜考えるとやなことをたくさん思い出してしまい、沈んだ気持ちでなかなか寝れなくなってしまいます。
ですので、寝る前に気分転換のためにお笑いのテレビを見たり、好きな音楽を聴いたりしてみて下さい。
あと、うつむいていると明るい話は考えにくく、空を見ていると暗いことは考えにくいという傾向があります。
姿勢ひとつで考え方が変わってきます。
右上を見ている時は「新しいこと、未来のことを考えている時」で左下を見ている時は「過去のことを振り返っている時」が多いと言われています。
会話の時相手がそのようなしぐさを見せた時にちょっとしたヒントとして感じてくれると沈黙が怖くなくなったりします。
そのようなことを考えて過ごすと職場での雰囲気が変わって楽しくなってくると思います。
職が長続きしないということは実はそんなに良くないことではなく、村木さんは、「広く浅く仕事をする。そして時々深く仕事をする。」とおっしゃっています。
村木さんも2年から3年で仕事が変わっていって戸惑いを覚えたそうですが、やがて責任あるポジションになった時にやってきたことがみんな繋がって、今すごく深い仕事ができて自分の可能性がとても広がっていくのを感じたそうです。
えりさんも同じことが言えると思うので、長続きしなかった仕事が決して無駄なことではなく、後で役に立つことがあると思います。
悲観的に考えず、これから先もいろいろな経験を積んでいくうちに自分が本当に面白いと思える仕事にめぐり合った時に、今までのことがきっと血肉になると思います。
まずは自分の心と体を元気にして空を見て一日一日少しずつ続ける努力を始めてみることをしてみたらいかがでしょうか。
ON AIR SONG リスト
M1:「ルージュの伝言 / Meja」
M2:「So Small / Carrie Underwood」
M3:「I Need to Be in Love / CARPENTERS」