- 第74回 オンエアー
- [2014.05.29]
- HellosmileCafe。今日のお客様は、元 円盤投げ,ハンマー投げ選手の室伏由佳さんです。
お父様とお兄様もハンマー投げの選手というスポーツ一家の日常とは?
現役時代の裏話、自分の身体との付き合い方、また、パワーをもらえるビタミンソングについても伺います。
○数あるスポーツの中から、円盤投げ,ハンマー投げという競技を選んだきっかけは?
父がハンマー投げのオリンピック選手として活躍していたのでその影響を大きく受けましたね。
自然と子どものころからいつか自分もやるものだと思っていました。
そして、高校から投げる競技を始めたんですが、その頃から日常生活が競技生活と直結していきました。
○室伏家の一日は?
朝起きて朝食を食べるまでは皆さんと一緒、ところが、なんとその後、スウェットからジャージに着替えてトレーニングに行くんです!(笑)
さらに、トレーニングから帰ってきたあとも、体のメンテナンス!
常に体のことを考えて過ごしていました。
○いつからオリンピックという目標を具体的に持つようになりましたか?
円盤投げを15歳で始めたんですが、その時ハンマー投げの競技が女子にはなかったんです。
そして、シドニーオリンピックから女子のハンマー投げが正式になり、自分もハンマーをやってみたいという気持ちになりました。
はじめたときからインスピレーション感じていたのは、「必ず活躍できる」ということ。そう父に話していました。
だから、ハンマー投げのスタートは、大学4年生の陸上シーズンが終わった後から始めるという異例な形。
20歳を越えてからオリンピックを意識するようになったんですよね。
○ハンマー投げで一番負荷がかかるのですか?
下半身、お尻の筋肉が発達します。
腰周りもしっかりしているけど引き締まりますね。
○婦人科系の病気もされたとのことですが。。。
2003年に 歩けないほどの腹痛に襲われ、子宮内膜にポリープが見つかりました。
月経が始まる2,3日前から痛みが出るようになり、出場したアテネオリンピックの選考会の3ヶ月前に手術をしたんです。
手術後、体が鉛のように重く感じるようになり、「低容量ピル」を使い月経調整をすることで試合を上手く乗り越えていました。
その後2009年には子宮内膜症が発覚しましたが、薬で治療するより手術して取って下さいと話して先生に驚かれました。
ちゃんと検診に行っていればもっと早く見つかったのかなと今後悔しています。
子宮頸がんについても症状が出てからでは手遅れになってしまうこともあり、自分もまわりの方にも辛い思いをさせてしまうと思うので、早く見つけるということが大切だと思います。
決して一人で頑張ることではないので、まずは検診をして健やかな体を保てる努力というのは女子力アップにつながると思います。
ON AIR SONG リスト
M1:「素顔のままで / Marcela」
M2:「Stay The Night / James Blunt」(室伏さんのビタミンソング)
M3:「Girl on Fire / Alicia Keys」