photo
24.01.27
ツイッター
LINEでシェアするボタン

福島県相馬市レポート


1月19日と26日のHand in Handは、福島県相馬市からのレポートをお届けしました。

●レポートはこちら
1月19日放送/前半
1月26日放送/後半

●ダイジェスト動画はこちら
↓   ↓

東日本大震災による津波で大きな被害を受けた福島県相馬市。景勝地の松川浦周辺は、美味しい海産物を提供する宿や飲食店も多く、ランドマークの「浜の駅松川浦」の開業など復興の歩みに合わせて観光で訪れる方の数も徐々に回復。漁業は今なお震災前の漁獲量に及ばないものの右肩上がりを続けています。


そんな歩みに影を落としたのが、2021年2月と2022年3月に発生した震度6強の地震。2021年の地震で被災して、なんとか修復して事業を再開したものの、その1年後にまたも大きな地震で被害を受け、廃業を決めた宿や飲食店も少なくありません。



今回はそんな中から、名物の海鮮丼でその名をとどろかす名店「齋春商店」と、地元客にも愛される旅館「かんのや」を訪ねました。

目の前に松川浦を望む旅館、食事処の「齋春商店」は、津波で大きな被害を受けながらもいち早くお店を再開。番組スタッフは相馬を訪ねる度に足を運んで食事をしたり海産物を買い求めたり、何しろ東日本大震災の後、いち早く再開したお店の一つでしたので、地域のオアシスのように感じて楽しみに通わせて頂いておりました。その「齋春商店」が2022年の地震で全壊認定となったと聞いた時は言いようのない喪失感を感じたものです。




レポートにあるように、店主の齋藤さんは2022年の地震の翌月にご結婚されました。「齋春商店」は全壊認定となりましたが、夏には目の前の駐車場で“浜焼き”をはじめ、そして2023年1月に仮設店舗で営業を再開。いまお店には笑顔がとても素敵な奥さまも立っていらっしゃいます。津波の被害を乗り越え、そして双子の地震にも負けず、いま2025年の「齋春商店」再開へ向け、再建を進めています。食事処としても宿としても、“以前とくらべものにならないくらい魅力的なものを目指している”という齋藤さん。開業の折にはまた取材に伺いたいと思います。


常磐のものトラフグ「福とら」も味わえます♪

そして旅館「かんのや」は、2022年の地震の時にも取材に伺いました。

2022年4月7日放送分のレポート




この時まだもちろん休業中で、管野さんは、“二重の負債を抱えてもなお修復して事業を再開するかどうか”という迷いの中にいらっしゃいましたが、今回のインタビューにあったように、“今から他の仕事に就いて返せる(負債の)額じゃないし、やはり旅館だ”と再開を決意。その背中を押したのは、次に「かんのや」を担う息子さんの存在と、そしてお馴染みさんたちからの励ましの声というお話しもありました。

地元の方に「かんのや」の話をすると、決まって“あそこは美味しいんですよね”と言われます。地元の会合や“飲み会”にも使われる地域に愛されているお宿というのがよくわかるエピソードでもあり、料理を担う奥さまともども、家族でもてなすアットホームなその雰囲気が、「かんのや」の魅力なんだと、今回のインタビューであらためて感じました。

2022年の地震から1年3か月後となる去年の夏、壁紙やカーペットも張り替えて内装をリニューアルし、「かんのや」は営業を再開。全国各地のお馴染みさんはもちろん、地元の皆さんも“飲みの場が再開した”と喜んだことでしょうw。


(これが地元の皆さんも“最高に旨い”という「かんのや」のホッキめし!)


心安らぐ松川浦の風景と美味しい海の恵み。ぜひ双子の地震で被害を受けながら事業を再開した「かんのや」、そして「齋春商店」を訪ねて、その魅力を味わって頂きたいと思います。

齋春商店Instagram

かんのやオフィシャルホームページ


現在15thシングル「ラストノートしか知らない」がヒット中の=LOVE。諸橋沙夏さんのソロ曲「宝物はグリーン」のミュージックビデオもYouTubeで公開中です。2月からは、=LOVEアリーナツアー2024「Tell me what's more than "LOVE"」もスタート。詳しくはオフィシャルサイトをチェックしてください。

プレゼントの応募 感想・応援はコチラから
制作スタッフ後記一覧へ戻る
Top