美しくておいしくて楽しい! 山田の海!
エメラルドグリーンの海に、白い砂浜、子供たちの笑い声・・・
南国を思わせるこの海は、今まさに海開きをしている“岩手県山田町”の荒神海水浴場です。
万里恵さんが一昨年、地元の方の勧めで訪れたのがこの海水浴場。あまりの美しさにおもわず服を着たまま海に飛び込み、そのまま遊んで新幹線に乗り遅れたという思い出の海。
今年はこの荒神海水浴場が2年ぶりにオープンしたということで、今週のHand in Handは『美しくておいしくて楽しい 山田の海』と題して山田の海の魅力をたっぷりとお届けします。
まずは山田湾で採れた牡蠣の燻製オイル漬け「山田の牡蠣くん」を手掛ける牡蠣漁師、佐々木俊之さんを訪ねました。
「山田の牡蠣くん」は震災前からあって、段々売れてきたので震災前の夏に工場を新しくしたばかりだったんです。その翌年に震災があって工場も流されて。この商売辞めようかなと思ったんですが、お客さんから「待ってるから」「一番最初に是非私が買いたい」という声があって、もう一度やるか!とやり始めました。その年の6月に発売が再開できて。」
―――震災の年の6月、早くないですか?
「牡蠣養殖の筏も流されたので、全国で牡蠣を探して北海道の厚岸に若干あったのでその牡蠣で作りました。工場は花巻の工場をタダで、無償で借してくださる方がいて。そこで気づいたのは、そうやって前を向いて何とかしようとあがいていると、助けてくれる方々がいるということ。あ〜やっぱりやって良かったなと思いました。」
―――今、さらに「山田のあかちゃん」という商品も人気だとか?
「赤皿貝という天然貝で、牡蠣に勝手にくっついてくるんですよ。味付けは牡蠣くんの方は塩がベースで。パスタにあえて食べると美味しいですね。あかちゃんは(陸前高田市)八木澤商店のアルコール無添加の醤油がベースです。あかちゃんは焼きそばに入れると旨いですよ。ビールと合う!」
燻製の薫りが鼻を抜ける、牡蠣くんとあかちゃん。どちらも絶品です!こちらは山田町の道の駅、またネットでも販売しています。
山田の牡蠣くん オンラインストア
https://www.kakikun.jp/
そして牡蠣漁師の佐々木さん。山田の海は小さい頃から遊び場だったと言います。その魅力についても伺いました。
「山田湾は波が静か。湾口が狭いんです。だから波が立たない静かな海なんです。山田湾は真ん中に大島がある、あれが自慢なわけですよ。小学生の頃高学年になるとあそこまで泳がされる。3キロくらい。あの島がある限り、孫にもあそこまで泳いだぞって自慢できるわけですよ。疲れると養殖筏で休んだり、船が付いてきて見守ってたり。多分今は無理だろうけど(笑)」
―――その大島が「オランダ島」のことですか?
「そうです大島がオランダ島のことです。山田湾内に大きな島と小さな島があるので、大島/小島って呼んでいます。夏の海開きになると大島まで渡し舟が出るんです。で子供たちは渡し舟が来ると桟橋から必ず飛び込むんです!見せたいんでしょうね。船が来ないと誰も飛び込まない(笑)」
―――佐々木さんはカヤックもされるんですか?
「シーカヤックもやります。山田湾の湾内は波が穏やかだから初心者でもできる。だけど湾の外に出ると重茂半島とか船越半島があって、日本を代表する断崖絶壁があるんでそこを見ながら漕いでいくと、人間って本当にちっぽけだな〜と思いますね。」
続いては、以前たまたま訪れてその海の美しさに感動した「荒神海水浴場」について山田町水産商工課の小成勝也さんに伺いました。
「山田町は3か所海水浴場があります。荒神海水浴場、浦の浜海水浴場、オランダ島海水浴場。
それぞれ、荒神海水浴場はカップルやご家族に人気で、浦の浜海水浴場は砂浜も400mに渡って広くて遠浅なので、子供連れのご家族にとても人気です。オランダ島は無人島なので船で渡るというアクティビティも含めて楽しんでいただいています。3つともとても綺麗なところなのでそれぞれ楽しんでいただければと思います。」
―――荒神海水浴場、初めて来たときは衝撃的で!飛び込めるところありますよね?
「小学生〜高校生まで、桟橋から飛び込んで楽しんでいますね。」
―――あそこ不思議なんですよ、桟橋の先に行くと飛ばずにはいられないんですよ!
山田町の海水浴場は、今年は8月15日(日)まで開設されています。
荒神・浦の浜・オランダ島。それぞれ魅力にあふれています!ぜひコロナの感染対策をしっかりしたうえでお越しいただければと山田町の小成勝也さんおっしゃっていました。
山田町では、昨年浦の浜海水浴場に、「シーカヤック艇庫」が完成。シーカヤックの貸し出しも行っています。そこで高橋万里恵さんもシーカヤック、初体験!
山田町の海水浴場は8月15日まで。浦の浜シーカヤック艇庫は10月31日まで利用可能です。
カヤックのレンタル料、4時間800円、1日1400円。利用の3日前までに申し込みが必要なので、詳しくはコチラのサイトでご確認ください。
https://geotrail.kawasai.net/plan/plan-410/