知って!食べて!行こう!“ママが行く福島ツアー”
「知って!食べて!行こう!“ママが行く福島ツアー”」
今回の「Hand in Hand」は、10人のママたちと行く!
「知って!食べて!行こう!“ママが行く福島ツアー”」
福島の今を知り、美味しいものを食べ、人に出会い、その魅力を感じて頂く福島ツアーの模様をお送りします。
最初に訪れたのは、双葉郡浪江町です。
浪江町は2017年に一部地域の避難指示が解除され、居住ができるようになりました。
県内有数の好漁場を沖合いに持つ請戸漁港が去年再開され、また先月には魚の仕分けや競りなどができる施設が完成し、徐々に水産業の復興も進んでいます。
請戸漁港から数分。海の目の前に建つ請戸小学校。
震災当時、校長先生の早い判断で、地震から8分後に避難行動を開始。
当時校舎に残っていた児童、教職員合わせて94名全員助かっています。
この校舎は震災の教訓を伝える学びの場「震災遺構」として残しておくことが決まっています。
まちづくり団体「なみとも」代表 小林奈保子さんの案内で、当時児童達が避難した大平山へ。
2015年には地元住民がこの地に再建を望み「霊園」が完成。
津波で流されてしまった沿岸部400世帯分のお墓が、この霊園に集められています。
常磐線・浪江駅前の商店街通り。
かつてあった商店やお家は取り壊され、更地になっているところが多く、街の風景が思い出せないという地元住民の方もいらっしゃいます。
続いて向かったのは、浪江町にある「O CAFE」。農家の倉庫をリフォームしています。
「OCAFE」の岡洋子さんによる震災を伝える紙芝居が始まります。
避難している人が浪江の自宅に戻ってきた時に、ふらっと立ち寄れる場所、ほっとなごめる場所が OCAFEというスペースです。
OCAFEのメッセージカードには、このように書かれています。
「珈琲と、ときどき紙芝居。やさしく、穏やかなひとときを。」
岡さんの想いです。
「うちは農家です。目の前の田んぼや畑もうちのなんですけど、代々続いていた農家の家が震災後、ハクビシンやイノシシやコウモリやいろんな動物に入られて。周りを除染してもらったので5年ぶりに娘たちを家に連れてきたら「生きてきた証見つけたよ」って言われて。何を?と見たら、背比べした柱の傷でした。それから1年後、自宅は解体することになりましたが、この倉庫をリフォームして私たちが帰る場所を作ろうという話になり、背比べした柱をリフォームするときに入れてもらいました。
昔から農家はお茶のみながらとれた野菜や漬物を出しておしゃべりしていたので、地域の人がここで休めるような、迎え入れる場所があればお墓参りに来た時にちょっとここに来て、泣いてもいいし、笑ってもいいし、明日のためにまた頑張れる、そんな場所になってほしいなと思って、岡とカフェを合わせて「O CAFE」を立ち上げました。商売ではないんです、帰る場所です。私たちはまたここで生きていこうかなと思っています。」
今回のツアーに参加した皆さんと記念のショット。
タレントの渡辺美奈代さんも親子で参加してくださいました!
関連サイト
・行ってよかった!ママたちが大満足した「福島」の魅力スポットまとめ
https://retrip.jp/articles/125418/
・モチコさんマンガ
http://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2018/fukushimanoima/manga/
・渡辺美奈代オフィシャルブログ「Minayo Land」Powered by Ameba
https://ameblo.jp/minayo-watanabe/entry-12538555319.html
・矢島名月オフィシャルブログ Powered by Ameba
https://ameblo.jp/yajima-nazuki/entry-12538707877.html
また復興庁のホームページでも、今回のツアーに関するレポートが掲載されています。
復興庁
http://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2018/fukushimanoima/
今週の“お土産プレゼント”は、今回のツアーでお世話になりました福島市「まるせい果樹園」のりんご「サンふじ(特選)6ケ」を3名の方にプレゼントします。
ご希望の方は、番組ホームページのメッセージフォームからご応募ください。
番組の感想やメッセージもお待ちしています。