今週の講師は、インターネットのサイト、『デイリーポータルZ』編集長の林雄司さん。テレワークが求められるようになった時代、その運用についてのスタンスは、いまも会社ごとに随分違うようです。
そんな中、インターネットを通じて、テレワーク時代ならではの、ちょっと不思議なマナーも広まりました。「ウェブ会議、上座はどこになるのか?」「会議に顔出しを強制するのは、顔出しハラスメントだ!」などなど。みんなが慣れていないこの状況だからこそ、のちのち振り返れば笑い話になるようなことが、リアルタイムで起きている時代。『デイリーポータルZ』の林編集長は、その状況を自ら楽しんでいるようです。
未来授業3時間目、テーマは『新幹線とともに仕事をする』
まずは、冒頭に触れたテレワークの気になるルール、林さんはどう見ているのでしょうか?
■林 雄司(はやし ゆうじ)
デイリーポータルZ(DPZ)編集長であり、シリーズ累計150万部のベストセラー『死ぬかと思った』の著者。
1971年、東京都練馬区生まれ。埼玉大学教養学部(専攻:コミュニケーション論)卒業後、富士通グループのジー・サーチに入社。会社勤めの一方、インターネット黎明期の1996年に個人サイト「東京トイレマップ」「Webやぎの目」を立ち上げて雑誌やテレビで話題となる。ニフティに転籍後の2002年、個人サイトで培ったスピリットを生かし、DPZを立ち上げる。編集長として編集部&ライターのチームを束ねる一方、自身も記事執筆やデザイン、コーディング、動画編集、イベント企画などをおこなう。「面白いだけかと思ったらちょっと役に立つこともある。これは役に立つかもと思って読むとそうでもない」コンテンツを発信しつづけ、DPZは月間最高2000万PVを誇る人気メディアに。2017年、東急グループのイッツ・コミュニケーションズに転籍。会社員でありながら多岐にわたる活動を続けている。