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 『コモンとは何か?』が生み出すもの 

大阪市立大学大学院 准教授 斎藤幸平さん 第3回 未来授業 Vol.1948
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今週の講師は 斎藤幸平さん。
今年9月『人新世の資本論』という本を上梓しています。
過剰な資源の消費や、労働者からの搾取。そしてそれらが招いた気候変動や格差といった問題を解決するメドはいまだに立っていません。そうこうしているうちに、問題はより深刻化し、人類が築いた文明は崩壊の危機さえ生じつつあります。人類が地球上のあらゆる場所で生きている時代『人新世』が、あらたな時を刻むために求められるのは何か?
斎藤さんは、資本主義社会に変わる新たなシステム、そしてそれを支える“コモン”の存在だといいます。

未来授業3時間目、テーマは 『コモンとは何か?』が生み出すもの 

■斎藤幸平 (さいとうこうへい)プロフィール
1987年生まれ。専門は経済思想・社会思想。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』堀之内出版)によって、権威あるドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。編著にマルクス・ガブリエルらとの対談集『未来への大分岐』(集英社新書)など。最新著書は「人新世の『資本論』」(集英社新書)