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動物園に求められる役割の変化

“森の人”、オランウータンが教えること 黒鳥英俊さん 第3回未来授業 Vol.2138
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今週の講師は日本オランウータン・リサーチセンター、黒鳥英俊さん。黒鳥さんは40年近くにわたり、東京の上野動物園、多摩動物公園などで類人猿の飼育にたずさわってきました。

日本で最初の動物園として、東京・上野に動物園ができたのは1882年のことです。それから1世紀以上にわたって動物園は“人のためのもの”でした。ところが近年では、動物園は“動物のためのもの”として生まれ変わるところが増えていると言います。 
          
未来授業3時間目、テーマは 「動物園に求められる役割の変化」


◆黒鳥英俊(くろとり・ひでとし)
日本オランウータン・リサーチセンター 代表、NPOボルネオ保全トラスト・ジャパン 理事
大阪eco動物専門学校講師、京大野生動物研究センター共同研究員など

1952年 北海道出身 18歳まで函館で過ごす 京都大学大学院後期博士課程修了
1979年~2015年 上野動物園・多摩動物公園勤務(飼育員・学芸員・教育部門)
現在は動物園のオランウータンの研究の他、現地の保護活動従事
主な著書は『恋するサル 類人猿の社会で愛情について考えた』、『オランウーランのジプシー』、小学校国語6年など多数