昨年、関東地方から東北地方などに甚大な被害をもたらした台風15号、19号の上陸からまもなく1年を迎えます。
そこで今週は、公益財団法人「リバーフロント研究所」技術参与の土屋信行さんを講師に迎え台風や大雨による水害対策の備えについて伺っていきます。
まずは台風19号はどんな被害をもたらしたのか、その検証から。
未来授業1時間目。
テーマは、「利根川、荒川が決壊しなかったワケ」
◆土屋信行(つちやのぶゆき)
公益財団法人リバーフロント研究所技術参与、工学博士。
日本大卒。東京都庁に入庁後、道路や橋梁、下水道、まちづくり、河川事業に従事。江戸川区土木部長、公益法人えどがわ環境財団理事長などを経て現職。
東日本大震災の復興では、まちづくりの学識経験者委員として、宮城県女川町のまちづくりに取り組んでいる。
現職以外に、全日本土地区画整理士会理事、JRRN(日本河川・流域再生ネットワーク)代表理事、土木学会首都圏低平地災害防災検討会座長なども務める。著書に『水害列島』、『首都水没』(以上文藝春秋)。