今週の講師は、津波工学研究の第一人者で東北大学 災害科学国際研究所 所長の今村文彦さん。
東日本大震災の1年後に設立したこの研究所には工学的な立場から津波を研究する世界唯一の研究機関があり、今村さんは津波工学の第一人者として研究だけではなく、地域の防災や減災のために活動しています。
地震大国で四方を海に囲まれた日本にとって津波の問題は大きな課題です。
30年以内に起こる巨大地震の発生率は、南海トラフで80%、首都直下型が70%、宮城県沖で60%、北海道の千島海溝で40%と予断を許さない中、防波堤、防潮堤は巨大地震に対応できているのか懸念の声もあがっています。
わたしたちは、どうやって津波から命を守ればよいのでしょうか。
未来授業2時間目、テーマは 『今できる津波からの防災』
◆今村 文彦(いまむら ふみひこ)
東北大学災害科学国際研究所所長 災害リスク研究部門津波工学研究分野教授
最新の著書「逆流する津波」(成山堂)