今週の講師は、東海大学教授で言語学者のアルモーメン・アブドーラさん。日本語とアラビア語の対照言語学を研究し、サウジアラビア国王やエジプト大統領、パレスチナ自治政府アッバス議長など、アラブ諸国首脳の通訳を務めてきました。
アラブの世界ではイスラム教徒が多く占めています。しかし今、世界各地では「イスラモフォビア」というイスラム恐怖症の問題が発生し、2001年のアメリカ同時多発テロ以降、社会にまん延しています。イスラムとは危険な存在なのでしょうか。
未来授業2時間目。テーマは「イスラムとはテロなのか。」
◆アルモーメン・アブドーラ
エジプト・カイロ生まれ。東海大学・大学院文学研究科教授、国際教育センター教授。日本研究家。2001年、学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。その後、同大学大学院人文科学研究科で、日本語とアラビア語の対照言語学を研究、日本語日本文学博士号を取得。NHK教育テレビのアラビア語講座講師の他、コメンテーターとしてもテレビ・ラジオに出演。天皇・皇后両陛下(現上皇・上皇后両陛下)やアラブ諸国首脳(サウジアラビア国王やエジプト大統領、パレスチナ自治政府アッバス議長など)の通訳を務める。
著書に『地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人』(小学館)、『日本語とアラビア語の慣用的表現の対照研究:比喩的思考と意味理解を中心に』(国書刊行会)、『アラビア語が面白いほど身につく本』(KADOKAWA)、『読める、書ける、アラビア語練習プリント』(小学館)、最新刊は『足して二で割れない日本とアラブ世界 ~深層文化へのアプ ローチ~』(デザインエッグ社)