今週はトランペット奏者、外山喜雄(とやま・よしお)さんの授業をお送りします。
テーマは『武器を楽器に! 楽器がつなぐ平和の絆』少年時代にジャズに出会い、大学卒業後、夫婦ともに渡ったニューオーリンズ。
1968年。いまから半世紀前のジャズの都は、若い日本ミュージシャンを暖かく迎えてくれました。全身がジャズに浸かった5年間を経て、外山さんは、ジャズミュージシャンとしての経歴を本格的にスタートさせます。
未来授業、2時間目のテーマは『銃に代えて楽器を!のはじまり』。
外山喜雄(とやま・よしお)
1944年、東京生まれ。ジャズ・トランペット奏者。ジャズの王様ルイ・アームストロング・スタイルとデキシーランド・ジャズの第一人者。ニューオリンズ市名誉市民。早稲田大学を卒業後、1968年、恵子夫人とニューオリンズへ5年間のジャズ武者修行の旅に出る。帰国した後、1975年、「外山喜雄とデキシー・セインツ」を結成。随筆、ジャズ評論等の執筆やジャズ16mmフィルムのコレクターとしても知られる。著書に『ニューオリンズ行進曲』『聖者が街にやってくる』、訳書に『独断と偏見のジャズ史』がある。また「銃に代えて楽器を!」の合言葉で、ニューオリンズに楽器を贈り続け、2005年ハリケーン「カトリーナ」で被災した際は日本から約1300万円の寄付金を集めて支援。東日本大震災ではニューオリンズから楽器を送られ、被災した学校の子供たちのバンドを支援。2018年、日本人として初となる、『スピリット・オブ・サッチモ・アワード』を受賞。