友達でも家族でもない、でも孤独ではない。
そんな人々が、北陸の、川にほど近い場所で生きる姿を描く映画『川っぺりムコリッタ』。
生きるということの裏返しには、死が存在することを強く感じさせ、そんな中、日常の幸せの感じ方を示してくれるこの作品は、ちょっと変わった流れで作品になったといいます。
今作『川っぺりムコリッタ』は、映画より前に、監督自身による小説という形で世の中に発表されています。その経緯を伺いました。
未来授業2時間目、テーマは『ブラックユーモアという救い。』
◆荻上直子 1972年、千葉県生まれ。1994年に渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000年の帰国後に制作した自主映画「星ノくん・夢ノくん」がぴあフィルムフェスティバルで音楽賞受賞。2004年に劇場デビュー作「バーバー吉野」でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞受賞。2006年「かもめ食堂」が単館規模の公開ながら大ヒットし、拡大公開。北欧ブームの火付け役となった。以後ヒットを飛ばし、2017年に「彼らが本気で編むときは、」で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞他、受賞多数。また、ドラマでは、2021年4月より放送されている中村倫也主演のドラマ「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京)がある。最新作は9月16日より全国公開となる「川っぺりムコリッタ」
公式サイト https://kawa-movie.jp/