遠く離れた人やロボット、VR空間のアバターと体の情報を共有して、臨場感のある体験を共有し合う技術、BodySharing 。

この技術では、わたしたちがモノを触り、体を動かした時などに生まれる感覚「固有感覚」を伝え合うことで、「体験の共有」を作りだしています。
この技術が発展することで、例えば、遠くへ行くことが難しい人、体を動かすのが困難な人でも、様々なことを体験できるようになると言います。

その一方、この技術によって「共有」できるものは、他にもいろいろとあるようです。
例えば・・・「他人の疲れ具合」や「緊張度」　です。

未来授業2時間目、テーマは「BodySharing が可能にすること」


◆玉城　絵美（たまき・えみ）
H2L, Inc. 創業者。早稲田大学理工学術院特任准教授、琉球大学工学部教授。サイバーとリアルを融合させ、バーチャルキャラクター、ロボット、ヒトが身体情報と体験を相互共有（BodySharing）する世界の実現を目指す。琉球大学工学部情報工学科卒業。筑波大学大学院システム情報工学研究科修了。東京大学大学院学際情報学府で暦本純一に師事。コンピュータとヒトの間の相互作用を促進するHCI（Human-ComputerInteraction）の研究開発に取り組む。2011年ヒトの手をコンピュータで制御する装置PossessedHand 発表。米『TIME』誌で「世界の発明50」に選出。2012年H2L,Inc. を起業。BodySharingの産業導入を進めている。