思春期を迎えるお子さんを持つ親世代にとって子供への「性教育」は、今も昔も悩みの種かもしれません。
いったい、何から教えたらいいのか、そもそも、いつから教えたらいいのか、そうこう迷っているうちに、スマートフォンを手にした子供たちは、性にまつわる情報の渦に巻き込まれ、知らず知らずのうちに、性の加害者にも被害者にもなってしまうかもしれません。
今週はそんな親世代に向けた、性教育の話題をお届けします。
今年3月、講談社から子供世代と親世代の両方に向けてわかりやすく書かれた性教育の本「親子で考えるから楽しい!世界で学ばれている性教育」が出版されました。
この本の構成・執筆を担当したライターの上村彰子さんに世界で学ばれている「包括的性教育」について伺っていきます。
未来授業1時間目、テーマは「包括的性教育とは何か」。
◆上村 彰子(カミムラ アキコ)
東京都浅草出身。出版社にて子ども雑誌編集、TOEIC(c) Program (英語テスト事業)マーケティング業務を経て、2006年よりフリーランスでライター・翻訳業。カルチャー、社会、教育問題、マーケティングに関する執筆、音楽・映画関係の翻訳をおこなっている。著書に『お騒がせモリッシーの人生講座』(イースト・プレス)、『大人は知らない 今ない仕事図鑑100』『SDGsでわかる 今ない仕事図鑑ハイパー』(共に講談社)、翻訳書に『モリッシー自伝』(イースト・プレス)。