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シリア拘束、40カ月

未来授業 安田純平 第1回  Vol. 1649
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未来授業。今週の講師は、ジャーナリスト、安田純平さんです。
中東の国シリアでは、2011年から内戦状態が続き、内戦による死者は37万人を越えます。「シリアの実情を知りたい、そして世界に伝えたい」。そんな想いから、安田さんは2015年、単身シリアに入りました。けれども、取材中に武装勢力に拘束され、シリア国内を転々としながら、監禁され続けました。解放されたのは2018年10月。拘束と監禁は、およそ3年4カ月に及びました。

未来授業1時間目、テーマは『シリア拘束、40カ月』

安田 純平
1974年埼玉県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、信濃毎日新聞に入社。在職中に休暇をとりアフガニスタンやイラク等の取材を行う。2003年に退社、フリージャーナリストとして中東や東南アジア、東日本震災などを取材。2015年6月、シリア取材のためトルコ南部からシリア北西部のイドリブ県に入ったところで武装勢力に拘束され、40か月間シリア国内を転々としながら監禁され続け、2018年10月に解放された。著書に『誰が私を「人質」にしたのか』(PHP研究所)『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社新書)など。