今週の講師は名古屋大学、減災連携研究センター教授の、武村雅之さんです。
武村さんは、「関東大震災」の傷跡が残る地域をくまなく歩き、震災の教訓を伝える活動を続けています。
関東大震災の死者行方不明者は、10万5千人。
そのうち4万人近くが、非常に狭いエリアで一度に亡くなったことは、あまり知られていません。
それが「元陸軍、被服廠跡(ひふくしょうあと)」です。
被服廠とは、軍服や靴などを製造していた場所で、
大震災の4年前に移転し、震災当時は公園予定地として更地になっていました。
未来授業2時間目、テーマは『被服廠跡の教訓、安心は禁物』
◆武村雅之(たけむら・まさゆき)
名古屋大学、減災連携研究センター教授
著書「関東大震災を歩く」ほか