今週の講師は、前・観光庁長官の溝畑宏さんです。
「日本列島観光論」など、“地域活性化”について多数の著書をお持ちの溝畑さん。その経歴は異色です。
大学卒業後、最初は、自治省に勤務する国家公務員。
大分県庁に出向し、サッカーのワールドカップ、大分県での試合誘致などを担当しました。
その後、Jリーグチーム「大分トリニータ」の社長に就任。
そして、2010年からの2年間、第二代・観光庁長官をつとめました。
長官時代に企画したキャンペーン「東北観光博」を応援するため、退官後の去年は、自ら、自転車だけで、東北6県1800キロを巡りました。
今週の講義は、溝畑宏さんによる「観光論」です。
東日本大震災からまもなく1年11ヶ月。
溝畑さんは、東北復興のために、いま、知ってほしいのは中津江村の事例だと話します。
2002年のサッカーワールドカップ。
カメルーン代表がキャンプを張って一躍有名になった大分県の小さな村。
それが中津江村です。
未来授業2時間目。テーマは『中津江村に学ぶ』。
【溝畑宏】
第二代観光庁長官。元株式会社大分フットボールクラブ代表取締役兼ゼネラルマネージャー。1960年8月7日生まれ。京都府出身。自治省入省後、大分県に出向し、大分フットボールクラブ発足時よりクラブ運営に携わる。大分トリニータ代表取締役を経て第二代観光庁長官に就任。観光庁長官時代に東日本大震災が発生し、東北応援キャンペーン「東北観光博」をスタート。