今週の講師は、東京大学数物連携宇宙研究機構長、村山斉さんです。素粒子物理学研究の世界的な第一人者で、著書「宇宙は何でできているのか」は、30万部のベストセラーに。
宇宙の謎と生命の起源について、研究を重ねています。
137億年にわたる宇宙の歴史と日々格闘している村山さんにとって、地球を取り巻く様々な問題はどのように映っているのでしょうか。
未来授業4時間目、テーマは『奇跡の星=地球の未来』
【村山斉(むらやま・ひとし)】
(東京大学大国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長・特任教授/理学博士)1964年東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了後、1991年東北大学助手、2000年米カリフォルニア大学バークレイ校教授(現職)などを経てカブリ数物連携宇宙研究機構長就任。素粒子理論におけるリーダーの一人であるとともに、基礎科学分野における若き指導者の一人。
専門は素粒子物理学。主な研究テーマは超対称性理論、ニュートリノ、初期宇宙、加速器実験の現象論。現在は文部科学省の世界トップレベル研究拠点プログラムにより発足した数物連携宇宙研究機構の機構長として、世界第一線の数学者・理論物理学者・実験物理学者・天文物理学者と協調し、各分野の知の融合を通し宇宙の根源的な謎を研究している。おもな著書に「宇宙は何でできているのか」幻冬舎(2010)、「宇宙に終わりはあるのか?」ナノオプトニクス・エナジー出版局(2010)、「宇宙は本当にひとつなのか」講談社(2011年)、「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」集英社(2012年)がある。