今週の講師は、精神科医、斎藤環さんです。
20代~30代を中心に、新たな社会問題となっている「新型うつ」。
「仕事はつらい、でも趣味や遊びなら大丈夫。」
そんな「新型うつ」の登場で、医療現場や企業には戸惑いが広がっています。
1980年代からおよそ30年間に渡って施行された「ゆとり教育」も、この「新型うつ」と、なんらかの関係があるんでしょうか。
未来授業3時間目、テーマは『ゆとり教育と新型うつ』。
【斎藤環(さいとう・たまき)】
医学博士・精神科医。医療法人爽風会佐々木病院精神科診療部長。1961年、岩手県生まれ。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学。兼業批評家として、サブカルチャー、文芸、アート、映画などについても著書がある。著書に『文脈病』(青土社)、『社会的ひきこもり』(PHP研究所)、『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)、『関係の化学としての文学』(新潮社)、『脳と心』(茂木健一郎との共著、双風舎)、『「社会的うつ病」の治し方』(新潮社)、『キャラクター精神分析』(筑摩書房) ほか多数。