今週の講師は、精神科医、斎藤環さんです。
斎藤さんは、医師として診療にあたる一方、「ひきこもり」など、若年世代が抱える心の問題についても研究を重ねてきました。
いま若者を中心に、新たな社会問題となりつつあるのが「新型うつ」です。
斉藤さんは、「新型うつ」の発症には、時代的、社会的要因があると指摘しています。
未来授業2時間目、テーマは『新型うつと“承認”の時代』。
【斎藤環(さいとう・たまき)】
医学博士・精神科医。医療法人爽風会佐々木病院精神科診療部長。1961年、岩手県生まれ。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学。兼業批評家として、サブカルチャー、文芸、アート、映画などについても著書がある。著書に『文脈病』(青土社)、『社会的ひきこもり』(PHP研究所)、『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)、『関係の化学としての文学』(新潮社)、『脳と心』(茂木健一郎との共著、双風舎)、『「社会的うつ病」の治し方』(新潮社)、『キャラクター精神分析』(筑摩書房) ほか多数。