今週の講師は、幻冬舎 代表 見城徹(けんじょう・とおる)さん。
93年に角川書店を退社し、5人の部下と幻冬舎を設立。出版界の常識にとらわれない方法で、数々のベストセラーを生み出し、経営者でありながら、今も編集・宣伝・営業の第一線で活躍しています。
最近では、サイバーエージェントの藤田社長との共著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』、そしてその続編『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』が大きな話題となっています。
今週は、そんな見城さんの目に、今の若い世代はどう映っているのか、そして、仕事論を伺っています。
いま、世の中の役に立ちたい、という若い世代が増えていると言われますが、そんな世代に対して見城さんは、全く別の考え方を提示しています。
未来授業4時間目。テーマは『たった一人の熱狂』
【見城 徹(けんじょう・とおる)】
1950年静岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1975年角川書店入社、文芸編集者として累計400万部を売った森村誠一『人間の証明』や5つの直木賞作品を送り出す傍ら、坂本龍一、松任谷由実、尾崎豊、浜田省吾らのミュージシャン本のビッグ・ヒットも数多く手がける。「月刊カドカワ」編集長時代は売り上げ部数を一挙に30倍にして、名を馳せた。
1993年取締役編集部長を辞して角川書店を退社。同年、幻冬舎を設立し代表取締役社長に就任。石原慎太郎『弟』、五木寛之『大河の一滴』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、梁石日『血と骨』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、山本千尋『巻くだけダイエット』、長谷部誠『心を整える。』など、16作のミリオンセラーを始め数多くのベストセラーを送り続ける。
2003年ジャスダック上場。2011年MBOにより上場廃止。著書に『編集者という病い』(太田出版/集英社文庫)『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(藤田晋との共著・講談社)他。
数十本の映画を製作し、またNHKをはじめ多数のテレビ番組にも出演している。