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片田敏孝 第4回 未来授業 Vol.185
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今週の講師は群馬大学大学院教授、広域首都圏防災研究センター長の片田敏孝さんです。

今回の震災で子ども達の多くの命を救った、岩手県釜石市の「防災教育」。「釜石の奇跡」とも呼ばれた子供たちの自発的な避難行動から、私達が学ぶべき「首都圏での防災」を考えます。

釜石の「危機管理アドバイザー」として防災教育に携わってきた片田さんは、人間の防災意識、防災行動についても、長年研究を続けています。「災害時に逃げない人が多いのはどうしてなのか」。これも大きな研究テーマの一つのです。

未来授業4時間目、『災害と避難の、本当の敵』。

【片田敏孝】
昭和35年岐阜県生まれ。群馬大学大学院工学研究科教授、広域首都圏防災研究センター長。専門は災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している。特に、釜石市においては、平成16年から児童・生徒を中心とした津波防災教育に取り組んでおり、地域の災害文化としての災いをやり過ごす知恵や災害に立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってきた。著書に『人が死なない防災』。