今週の講師は、早稲田大学 教授で 文学博士の笹原宏之さん。
笹原さんは長年、「当て字・当て読み」という日本語独特の表現を研究対象に、小説、漫画、音楽に至るまで、あらゆる当て字を収集、分析を続けています。
「当て字・当て読み」研究の専門家、早稲田大学教授で文学博士の笹原宏之さんが考える日本語、そして進化し続ける「言葉の未来」について伺います。
未来授業3時間目。テーマは『本気と書いてマジ、の変化』
【笹原宏之】
早稲田大学 社会科学総合学術院 教授。博士(文学)。日本のことばと文字について、様々な方面から調査・考察を行う。早稲田大学 第一文学部(中国文学専修)を卒業、同大学院文学研究科を修了し、文化女子大学 専任講師、国立国語研究所 主任研究官などを務めた。経済産業省の「JIS漢字」、法務省の「人名用漢字」、文部科学省の「常用漢字」などの制定・改正に携わる。2007年度 金田一京助博士記念賞を受賞。著書に、『日本の漢字』(岩波新書)、『国字の位相と展開』(三省堂)、『訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語』(光文社新書)、編著に『当て字・当て読み 漢字表現辞典』(三省堂)などがある。