今週の講師は、ドキュメンタリー映画監督、森達也さん。
森さんは東日本大震災から2週間後、3人の映画監督らと共に被災地へ入り、カメラを回し続けました。
取材の中で出合った証言や目の当たりにした数々の過酷な現実に、当初、目的もなく始まった取材の旅が、次第に、ジャーナリスト・森達也さん自身の、“苦悩の旅”へと変化していきます。
未来授業2時間目。テーマは、『人の不幸を撮るという、メディアの“後ろめたさ”』
ドキュメンタリー映画「311」
http://docs311.jp/
http://docs311.jp/theater.html
【森達也(もりたつや)】
作家・ドキュメンタリー映画監督
1956年 5月10日 広島県呉市生まれ。
1986年 テレビ番組制作会社に入社。デビュー作は小人プロレスのテレビドキュメント作品。
以降、報道系、ドキュメンタリー系の番組を中心に、数々の作品を手がける。
1998年 オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画『A』を公開。
2001年 続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。
その後はテレビ東京の番組『ドキュメンタリーは嘘をつく』などに関わる。現在は執筆が中心。
近著に、『A3』(集英社インターナショナル)、『僕のお父さんは東電社員です』(現代書館)、『311を撮る』(岩波書店/共著)などがある。