今週の講師は、木村秋則さん。
青森県弘前で、世界で初めて完全無農薬のリンゴ栽培に成功したリンゴ農家です。
そのリンゴは現在、「奇跡のリンゴ」と呼ばれ、不可能と言われた栽培法は、アキノリ・キムラ・メソッド=AKメソッドとして、国連の世界重要農業システムにも認定されています。
また木村さんの成功までの道のりは、多くのメディアを通じて紹介され、農業だけでなく様々な世界に、影響を与え続けています。
今週は、自然本来のシステムや、人間のもつ力など、木村さんが「奇跡のリンゴ」作りを通じて気が付いた様々なことから、私たちは何を学ぶことができるのかを、お話しいただきます。
未来授業4時間目。テーマは『明日の日本人たちへ』
木村さんは、農薬、有機肥料をつかわないこの農法を広めるため全国各地の生産者のもとに足を運んでいます。その思いとは?
【木村秋則】
苦しみぬいた無収穫時期を乗り越えた後、不可能と言われていた、無農薬・無肥料・無除草剤によるリンゴ栽培を完全に成功させ、世間では「奇跡のリンゴ」と言われるようになり、全ての農作物における自然栽培を実践で立証・確立させる。
また自然栽培を成功させた後も約20年近く、全国各地に自腹で農業指導に赴き、依頼があれば一人でも多くの方に自然栽培を知って頂こうと講演も実践する。
木村さんの栽培方法は「AK METHOD」として国連食糧農業機構(FAO)の世界農業遺産システム(GIAHS)に認証されています。