植島さんは、学者である一方、競馬をこよなく愛するギャンブラーで、お酒や女の子も大好き。著書の中で「人は楽しむために生きている。仕事のためではない」とも語っています。
そんな植島さんは50代に差し掛かった数年前、突如「隠居宣言」を発表。大学教授の肩書も仕事もすべて手放し、「まあなんとかなる」と、放蕩生活を始めます。仕事から解放されたものの、お金は無くなる一方。あっという間に、食費にすら困る生活になってしまったそうです。
なぜ、そんなことをしたのでしょうか。
【植島啓司】
宗教人類学者として、世界各地の“聖地”を旅し続けるかたわら、
集英社新書「生きるチカラ」などの著書で、
現代人に生きるヒントを提示している研究者です。