震災以降、仏教やキリスト教など、宗教関連の本が売れています。 一方、終戦から66年を経て、今まで伏せていた自らの辛い記憶を、次の世代に伝えようと考える戦争経験者の方が増えています。 宗教を求める日本人と、戦争を語り始めた日本人。 未来授業。月曜日・1時間目。テーマは「マイナスの記憶と宗教」です。 【植島啓司】 宗教人類学者として、世界各地の“聖地”を旅し続けるかたわら、集英社新書「生きるチカラ」などの著書で、現代人に生きるヒントを提示している研究者です。