中国に対する考え方の2元論から一刻も早く脱却するべきではないだろうか。多くの日本人にとっては、いまだ得体の知れない国というイメージが持たれているが、実は中国という国は国内の問題を多く抱えている。できれば外と摩擦を作りたくないというのが中国のホンネ。日本ともアメリカとも仲良く付き合いながらうまくやっていきたいと考えているはず。日本製品のユーザーである中国人という隣人と民間レベルでいい関係を構築していくべきである。
【加藤嘉一】
2003年高校卒業後単身で北京大学留学。
2010年7月、同大学国際関係学院大学院修士課程終了。
英フィナンシャルタイムズ中国パンコラムニスト、
北京大学研究員。年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書く27歳。