未来授業、今週の講師は、ジャーナリストの内田洋子さん。
イタリア暮らしは40年以上。
現地のニュースや情報を日本に届ける通信社を長年切り盛りしてきました。
ニュースからこぼれたイタリアの素顔は、内田さんの精緻な文章で極上のエッセイに。
代表作「ジーノの家」は日本エッセイスト・クラブ賞などを受賞しました。
イタリアと聞くと、陽気な国民性をイメージする人が多いかもしれません。
でも、内田さんの作品に登場するのは、切なく、ときに悲しい、イタリアの「普通の人々」の姿です。
未来授業2時間目、テーマは『イタリアの光と影、泣かないために笑う』
◆内田洋子
1959年、兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディア向けの情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。他の著書に、『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』『どうしようもないのに、好き イタリア15の恋愛物語』(共に集英社文庫)、『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)など多数。2019年、ウンベルト・アニェッリ記念 最優秀ジャーナリスト賞を、2020年、イタリアの書店員が選ぶ文学賞 第68回露天商賞授賞式にて、外国人として初めて〈金の籠賞〉を受賞。