6年前、作家・橘玲さんが発表したベストセラー『言ってはいけない~残酷すぎる真実』。「2017新書大賞」を受賞したこの本は、現代社会の「言ってはいけない」こと、タブーに鋭く切り込み残酷な真実を指摘したことで大きな反響を呼びました。
そして今年、世の中の「タブー」に橘さんが再び切り込んだのが新刊 『バカと無知 人間、この不都合な生きもの』。この本で橘さんは、言葉に出すことがはばかられがちな様々なテーマを脳科学や心理学などの科学的知見を駆使して解き明かし、社会や人間の「残酷すぎる真実」として浮き彫りにしています。
例えば、日本も含む民主主義国家の「選挙」。一般的には選挙は国民の義務であり「必ず投票へ行きましょう」ということが呼びかけられていますが、橘さんはここに今の社会との大きなギャップがあると指摘しています。
未来授業3時間目 テーマは「民主主義は、正しい結論を導かない」
◆橘玲(タチバナ・アキラ)
1959年生まれ。作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が三十万部超のベストセラーに。『永遠の旅行者』は第19回山本周五郎賞候補となり、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞を受賞。
新著『バカと無知―人間、この不都合な生きもの』