今週は、東京工業大学 准教授 北村匡平さんを講師に迎え、アーティスト 椎名林檎の世界を分析していきます。
衝撃のデビューから6年。3枚のソロアルバムをリリースした椎名林檎は2004年にバンド 東京事変に参加します。
一度解散はしたものの、2年前に再始動したこのバンドとソロ活動の違い、そしてバンドが椎名林檎に与えた影響について今日は伺っていきます。
未来授業2時間目、テーマは『バンド 東京事変』。
◆北村匡平(きたむら きょうへい)
1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/科学技術創成研究院未来の人類研究センター准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論。『スター女優の文化社会学——戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房、2019年)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞。著書に『24フレームの映画学——映像表現を解体する』(晃洋書房、2021年)、『アクター・ジェンダー・イメージズ——転覆の身振り』(青土社、2021年)、共編著に『リメイク映画の創造力』(水声社、2017年)、『川島雄三は二度生まれる』(水声社、2018年)、翻訳書にポール・アンドラ『黒澤明の羅生門——フィルムに籠めた告白と鎮魂』(新潮社、2019年)、共著に『ポストメディア・セオリーズ——メディア研究の新展開』(ミネルヴァ書房、2021年)、『韓国女性映画 わたしたちの物語』(河出書房新社、2022年)などがある。