「世界 146カ国中 116位」
これは今年7月、世界経済フォーラムが発表した2022年の「ジェンダーギャップ指数」における日本の順位です。ジェンダーギャップ指数は、男女の違いによる社会的な格差を示す指標。日本は例年のように、先進国で最低水準どころか、世界でも最下位のグループにとどまっています。
そんな中、男女格差の問題を考える上であるキーワードが注目されています。
それが「ジェンダード・イノベーション」。
男女の性差を無くす、というよりも、しっかりその違いを捉えることで新たなイノベーションに繋げる。そんな考え方です。
今週は日本でこれを広げるため今年立ち上がったお茶の水女子大・ジェンダードイノベーション研究所の佐々木成江さんに伺っていきます。
未来授業1時間目、テーマは「ジェンダード・イノベーションという新しい概念」
◆佐々木 成江(ささき・なりえ)
お茶の水女子大学 ジェンダード・イノベーション研究所 特任教授