今年2月24日に 世界を震撼させた ロシアによるウクライナへの侵攻。
あれから半年が過ぎましたが、戦争は まだ終わっておりません。
この半年の間、ひとりのウクライナ出身の歌手が、祖国への祈りを込めて 日本で歌い続けています。
バンドゥーラというウクライナの民族楽器を奏でながら歌う、その人の名前はナターシャ・グジーさん。
今週の未来授業では ナターシャさんのインタビューをお届けします。
聞き手は、TOKYO FM後藤亮介記者です。
未来授業1時間目、テーマは「ナターシャさんにとっての2月24日」。
◆ナターシャ・グジー ウクライナ生まれ。
6歳のとき、1986年4月26日未明に父親が勤務していたチェルノブイリ原発で爆発事故が 発生し、原発からわずか3.5キロで被曝した。その後、避難生活で各地を転々とし、キエフ市に移住する。ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳の頃より音楽学校で専門課程に学ぶ。1996年・98年救援団体の招きで民族音楽団のメンバーとして2度来日し、全国で救援公演を行う。2000年より日本語学校で学びながら日本での本格的な音楽活動を開始。
その美しく透明な水晶の歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きは、日本で多くの人々を魅了している。
コンサート、ライブ活動に加え、音楽教室、学校での国際理解教室やテレビ・ラジオなど多方面で活躍中。10月26日にかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにてチャリティコンサートを開催。
オフィシャルサイト http://www.office-zirka.com/