きのこ博士の江口文陽さんによれば、傘のようなきのこのフォルムは、子孫を残すための生存戦略のカタチ。彼らが発揮する力は、きのこ自身のみならず、自分たちが暮らしている森の環境にまで影響を及ぼしているといいます。環境破壊に歯止めが利かない今、きのこから何を学べば良いでしょうか。
未来授業2時間目。テーマは「きのこが地球を救う!きのこに備わる特殊な力」
◆江口文陽(えぐち ふみお)
東京農業大学農学部林学科(現:森林総合科学科)を卒業後、同大学院博士後期課程修了(博士)。
高崎健康福祉大学助教授、教授、東京農業大学教授、東京農業大学「食と農」の博物館長などを経て、2021年より東京農業大学長に就任し、現在に至る。
「きのこ博士」としてマスコミでも幅広く活躍。
専門分野は林産化学、きのこ学。元「日本きのこ学会」会長。