宮城県気仙沼市の一般社団法人「まるオフィス」。今週の講師・加藤拓馬さんが代表理事を務めるこの団体は、中高生向けの教育プログラムと移住促進事業で気仙沼の町づくり・課題解決に取り組んでいます。
加藤さんは現在33歳。二児の父親でもあります。大学卒業後、震災をきっかけに企業の内定を辞退して気仙沼に移り住み、2015年に「まるオフィス」を設立。気仙沼の漁師町、唐桑半島で様々な活動をする中、これからのローカルに必要なのは「教育」だと確信。いまの事業に至ったと言います。
未来授業2時間目。テーマは 「良い学びがある町」
◆加藤拓馬(かとう・たくま)
社会教育士/一般社団法人まるオフィス 代表理事(https://maru-office.com/)
兵庫県出身。大学在学中に中国やエジプトのハンセン病回復村を回り、2011年、卒業と同時に東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市へ新卒無職移住。漁師まちの復興支援活動を経て、2015年に一般社団法人まるオフィスを起業。地元の中高生と漁に出る体験プログラムを始める。現在は「地元の課題を学びに変える」をミッションに、探究学習を通して中高生のアクションを応援している。気仙沼市探究学習コーディネーター。1989年生まれ。早稲田大学卒。