いつ誰がかかってもおかしくない状況におびえながら、それでも、私たちは日々の生活を続けていかなければいけません。
この状況で、普段であれば生きる活力になる“恋愛”は、どんな存在になっているのでしょうか?
今週は、個人と社会のさまざまな結びつきを描いている小説家、金原ひとみさんのインタビューをお送りします。
金原さんは今年5月、表題作を含む5作の短編をおさめた『アンソーシャル ディスタンス』を送り出しています。
未来授業1時間目、テーマは「アンソーシャルディスタンスを書くきっかけ」
◆金原ひとみ:1983年生れ。
2003年、『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。2004年、同作で第130回芥川龍之介賞を受賞。2010年、『トリップ・トラップ』で第27回織田作之助賞を受賞。2012年、『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2020年、『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を受賞。その他の著書に『アッシュベイビー』『AMEBIC』『ハイドラ』『マリアージュ・マリアージュ』『持たざる者』『軽薄』『クラウドガール』『パリの砂漠、東京の蜃気楼』、最新刊は『アンソーシャル ディスタンス』