高齢化が進む日本社会。65歳以上の人が国の総人口に占める割合は、30%近くになっています。ことし4月には、『高年齢者雇用安定法』が改正。
いつまでも元気に働ける社会づくりがすすめられていますが、残念ながら、誰もがそういられるわけではありません。
今週は、認知症専門外来や在宅医療を手掛けている医学博士の長谷川壽哉さんに、誰にでも起きる可能性がある認知症のリアル、実際の生活に即して伺っていきます。
未来授業1時間目、テーマは「そもそも認知症って何?」
◆長谷川嘉哉(はせがわ よしや)1966年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。認知症専門医、医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本老年病学会専門医。
祖父が認知症になった経験から医師の道を志し、病気だけでなく生活、家族も診るライフドクターとして医療、介護、社会保障サービスから民間保険の有効利用にまで及ぶ。在宅医療では開業以来、50,000件以上の訪問診療、500人以上の在宅看取りを実践している。現在、医療法人ブレイングループ理事長として、在宅生活を医療・介護・福祉のあらゆる分野で支えるサービスを展開している。
主な著書に、『親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!』(サンマーク出版)、『認知症専門医が教える 脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』(かんき出版)、『ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?』(かんき出版)などがある。