今週も引き続き「この10年に生まれた東北発のアイデア」を映し出し「次の10年をみんなで考える」ためのプロジェクト『Think Next 10Years』から東北に関わる企業やベンチャーのキーマンたちの声をお届けします。
震災後の被災地では新たな課題解決とビジネスにつながるローカルベンチャーが数多く生まれました。その1つが被災地の若者にプログラミング教育の場をつくり有名企業へもIT人材を輩出している「イトナブ」です。代表を務める古山隆幸さんが「イトナブ」を立ち上げたきっかけは、石巻で震災後に生まれた街づくり団体「ISHINOMAKI 2.0」との出会い。震災前の街に戻すのではなく「世界で一番面白い街を作ろう」というスローガンのもと現在も活動を続けています。
そんな古山さんが考える、次なる10年のアイデアとは…。
古山隆幸さんが語る未来授業 2時間目。テーマは 『世界で一番面白い街を作ろう』
◆古山隆幸(ふるやま・たかゆき)
(株)イトナブ 代表取締役/(一社)ISHINOMAKI2.0理事
1981年、宮城県石巻市出身。高校卒業と同時に地元を離れ東京でIT事業を起こす。東日本大震災以降は東京と石巻を行き来する日々を続け、母校である宮城県立石巻工業高校や近隣の高校においてソフトウェア開発の授業を行う。同時に若者であれば誰でもが気軽にプログラミングを学べる「イトナブ」を立ち上げ、小学生から大学生を中心にプログラミングについて学べる環境づくりや、尖った若者が育つ環境づくりに人生をそそぎながら「触発」「遊び」というキーワードで石巻を新しい街にするべく活動中。