今週の講師は、文化元年、1804年から京都四条に店を構える京湯葉の老舗、
千丸屋の八代目、越智忠弘(おち ただひろ)さん
店の看板には世界遺産でもある天龍寺(てんりゅうじ)や東福寺(とうふくじ)、妙心寺(みょうしんじ)のお坊さんが筆を入れています。
鎌倉時代に禅宗のお坊さんによって中国から伝来したと言われる湯葉は当初、精進料理に使われていましたが、安土桃山時代に入ると豊臣秀吉などが茶懐石にも取り入れるようになり、いつしか京料理として定着していきました。
しかし、今、湯葉を取り巻く環境は変化してきていると言います。
それは、湯葉だけなく、日本の食事情 全体に言えることなのかもしれません。
未来授業2時間目、テーマは・・・、「 湯葉を取り巻く日本の食事情」。
■越智 忠弘 (おち ただひろ)プロフィール
文化元年(1804年)創業の京湯葉の老舗、千丸屋の八代目として生まれ、現在は専務取締役として七代目、越智忠太郎を支え、200年以上続く「京湯葉千丸屋」の意思を受け継ぎ、厳選された素材と昔ながらの製法をそのままに、京湯葉の味の真髄を今に伝えている。また4年前より新規事業として千丸屋本店にて飲食事業を始める。