今週の講師は、九州大学准教授、村上貴弘(むらかみ・たかひろ)さんです。
村上さんの研究テーマは、アリの行動や生態。
国内外の森や林に分け入ってアリを捕まえ、その身体や社会のしくみを解き明かしています。
コロニーをつくって役割分担を行い、集団として種(しゅ)を守ってきたアリ。
その社会のしくみは、人間よりよほど複雑だと、村上さんは言います。
未来授業2時間目、テーマは『アリ社会の不思議、超個体という戦略』
■村上貴弘
九州大学持続可能な社会のための決断科学センター准教授
1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。
博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ! 」ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多数。共著に『アリの社会 小さな虫の大きな知恵』(東海大学出版部)など。