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首都直下地震による、‘地震洪水’のリスク

「東京、いのちの高台街づくり」 第4回 未来授業 Vol. 1897
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今週の講師は、公益財団法人「リバーフロント研究所」技術参与の土屋信行さん。
土屋さんは街づくりや河川事業のスペシャリスト。
大雨や台風による水害対策の専門家でもあります。

土屋さんの新書「水害列島」では首都直下地震によって発生する『地震洪水』についても詳しく記しています。
20年前、阪神・淡路大震災では淀川(よどがわ)の堤防が2キにわたって壊れました。
荒川の堤防は、この淀川の堤防と同じ構造です。
また、東日本大震災では3500か所で河川堤防が壊れたといいます。

首都直下で巨大地震が発生すれば、堤防が決壊しゼロメートル地帯へ及ぼす被害は計り知れません。

未来授業4時間目、
テーマは『首都直下地震による、‘地震洪水’のリスク』


◆土屋信行(つちやのぶゆき)
公益財団法人リバーフロント研究所技術参与、工学博士。
日本大卒。東京都庁に入庁後、道路や橋梁、下水道、まちづくり、河川事業に従事。江戸川区土木部長、公益法人えどがわ環境財団理事長などを経て現職。
東日本大震災の復興では、まちづくりの学識経験者委員として、宮城県女川町のまちづくりに取り組んでいる。
現職以外に、全日本土地区画整理士会理事、JRRN(日本河川・流域再生ネットワーク)代表理事、土木学会首都圏低平地災害防災検討会座長なども務める。著書に『水害列島』、『首都水没』(以上文藝春秋)。